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白朮の性格分析!江蓠や師匠と比較することで多面性を理解しよう【原神心理学】

原神心理学、白朮編。

こんにちはこばとーんです。

リクエストを大量に頂いていた白朮について性格分析をしていこうと思います。

特に多かった意見として、「彼の行動原理がわからない」「結局何をしたかったのか掴みきれない」といったものが多かったです。なので、そのあたりもわかるように解説していきましょう。

なお、今回の話は白朮の伝説任務「懸壺の章」のネタバレを含みます。

ちなみに「けんこ」ってのは薬売りって意味らしい。

まだプレイしてない人は、ぜひプレイしてから視聴することをおすすめします!

ではさっそく行ってみましょう。

白朮の物語

まずは白朮がどんな人物か、ストーリーを見ていきましょう。

白朮の伝説任務は実装が結構前なので、うろ覚えな方もいると思います。ざっくりとストーリーを追ってみましょう。

ある日、不卜盧をアコという少年が訪ねてきます。

アコは軽策荘に住む少年。母は薬を取りに行ったまま数日戻ってきておらず、その間に一緒に住む父の病状が悪くなったため、白朮を訪ねて璃月まで来たのでした。

ところが、道中で父ははぐれてしまい、行方不明になってしまいます。なので不卜盧に来たものの困り果ててしまっていたんですね。

そこへ、不卜盧の主人・白朮と旅人が現れます。

一行はひとまず、アコの父親探しへと向かうのでした。

幸運にも、アコの父親は比較的すぐ見つかります。

朦朧とした状態でフラフラと崖に近寄っているところを、胡桃が助けてくれたんですね。

アコの父親の名は嘉良。自分や息子の名前すらあやふやになっているような危険な状態にありました。

なので、すぐに不卜盧へ連れて行こうとしますが、胡桃が待ったをかけます。

「嘉良からは魔神の残滓を感じる。しかも暴走寸前の危険度だ。白朮にはそれがわからないわけじゃないよね?」と。

あまりに危険なのできちんと対処すべき、という姿勢の胡桃に対し、「自分には魔神の残滓を抑える方法があるから任せてくれないだろうか」と白朮は答えるのでした。

どうやら胡桃と白朮は人助けや生老病死に関して持っている哲学が違うようで、二人の間には少なからず壁があるようですね。

ひとまず、ここにいてもどうにもならないので一行は不卜盧へと向かいます。

嘉良を診察した白朮は「施術をすぐに行うから部屋から出ていて欲しい」と皆に伝えました。

それに従い、外に出た旅人とパイモン。待っている間、胡桃と話をします。

実は、白朮の師匠は、胡桃のおじいちゃんの弟にあたる人物だったんです。つまり、もともと往生堂の人間だったんですね。

その昔、往生堂は魔神の怨嗟を処理するために設立されました。その後、長い時を経る中で怨嗟に対応する技術は失われていきましたが、残滓を見分ける方法は形を変えて残っているそうです。

だから胡桃はその残滓を嗅ぎつけて嘉良のもとに現れたんですね。

往生堂は人の生老病死に関するサポートをし、魔神の残滓などにも対処して治療のような人助けをすることから、大きな視点で見れば「医者」とやっていることは変わりません。

なので 白術の師匠が医者の道を志す事は、不自然なことではなかったんです。 しかし、颯太のおじいちゃんは、白術の師匠と大喧嘩をしてしまい、死ぬまで仲直りしなかったそう。

その理由は治療法にありました。

颯太のおじいちゃん兄弟は、沈玉の谷を旅しているときにある薬師に出会います。その人物から感銘を受けた白術の支障は、者の道を志すのでした。しかし、彼の体からは、とんでもない病の木が離れており、どう考えても、まともな方法ではなさそうであることに、ふー太のおじいちゃんは気づいていたんですね。

その手術方法自体は、門外不出なので、よくわかっていないそうなんですが、 それがきっかけで、2人は道を分かつことになってしまった と言うわけです。

そのため、直接関係があるわけでは無いですが、颯太と白術もお互いを警戒しているような状態にあります。 とは言え、颯太もしっかり心のある考え方を持ちつつも、相手の考えを柔軟に受け入れる姿勢は備えているので、どちらかと言うと彼女の性格に起因するプロレスのようなものだと思いますけどね。

さて、場面は戻って、真子の父親の施術が 終わります。

意識はかなりはっきりとしており、会話もちゃんとすることができるようになっていました。

しかし、白術は少し急いだ様子で説明を終えるとすぐに外へ出て行ってしまいます。 何やら気配を感じた旅人とパイモンは白術についていき、そこで彼の秘密を知ることになりました。

白術の治療法とは、 調整の力を借りて、自分の生気を分け与えることで症状を緩和する方法だったんですね。

なので、施術を行った直後の白術は少し体調が悪そうになっており、 咳き込む様子が見られます。 その様子をあこたちの家族や颯太に 見られたくなくて、外へ身を隠していたわけです。

さて、治療にって、嘉良の症状は「魔神の残滓を薬にして投与したこと」が原因だとわかりました。 しかも一朝一夕のことではありません。かなり長期間にわたって投与し続けられていた形跡が あったんです。実に奇妙、ですよね。

なので、 事情を知った旅人とともに嘉良が 住む家を訪ねて、原因を探ろうとします。

なお、嘉良の妻は江蓠と言う女性で、白朮の姉弟子にあたります。なので、魔神の残滓をつかった薬を作るなんて高度な芸当ができるとしたら彼女くらいなもの。

ところが、言えを訪ねてみても江蓠は見つからず、薬につかったであろう魔神の残滓だけが見つかりました。調査を続けようとしますが、再び過料の調子が悪化。 以降は厳草を返して富袋へ戻ります。

再び先ほどと同じような治療を施して、 下里の症状は治まりました。一方、 白朮はさらに体調が悪くなっている様子。ですが、またそれを隠しながら行動するのでした。

とは言え、今回の治療でさらにわかったことがあります。

どうやら、 彼はもともと心臓に病を患っており、 その症状を抑えるために、魔人の残子の薬による効果を利用していたようなのです。

嘉良はその方法をとらなければ、心臓の病で何年も前に死んでいたはず。

なので、彼女が夫を延命させるために薬を調合していたんじゃないか、と。しかし、魔神の残滓は並の人間が耐えられるようなものではありません。優れた薬師である江蓠とて、長期間触れ続ければ命を落としてしまうでしょう。

そんな予想を話し合っていると、それ聞き耳を立てていた嘉良が入ってきます。

「道案内をするから、自分も妻を助けに行かせてくれ」と。

体調が悪そうな嘉良ですが、白朮は確認の上で彼の意思を尊重し、江蓠を探す旅へと向かいます。

そして、嘉良のおぼろげな記憶や,魔神の残滓が本体と共鳴する効果を利用して、一行は江蓠を発見するのでした。

江蓠が倒れているところには巨大な残滓があります。江蓠を助けるためにはこの残滓を除去しなくてはなりません。しかし、これを除去すると魔神の残滓を利用している薬も効果を失います。

つまり、嘉良は心臓の病で亡くなってしまうのです。

そこで、白朮は嘉良へと選択を委ねます。

[動画]

はい、いい話でしたね。

その後、白朮は久々に会った姉弟子、そして旅人と会話することになり、そこで長生の能力が明らかになります。今回の重要パートなので通しで見てみましょう。

[動画]

はい、ここも本当にいい話でしたね。

では、白朮の性格を分析していきましょう。

白朮のビッグファイブ

早速、白術の性格を分析していきます。 分析に使用するのはいつもと同じくビッグファイブ。 科学的な性格、分析では最も使われている手法の1つです。

詳しく知りたい方は、こちらの動画で解説しているので、よければどうぞ。

また、うちのチャンネルの他の動画でもそれぞれ違う角度から説明しているので、合わせて何本か見ていただけるとより解像度が上がると思います。

では、早速、白術の分析結果をお見せしましょう。

はい、このようになりました。

項目を1つずつ見ていきましょう。

まず神経症傾向。 メンタルの繊細さを表す指標です。 数字が高いと周りの出来事に影響されて、気分が浮き沈みしたりしやすくなり、 数値が低いと影響を受けにくいようなメンタルになります。

白術はかなり低めの数値ですね。

これは結構印象通りなのではないでしょうか様々な出来事に対しても取り出す事は無いですし、イライラする様子も見られません。 メンタルはかなり安定している感じがしますよね。

また、長生に 病気を転移させてもらっている状態はかなり苦しいはずです。 人間は体調が悪くなると、メンタルがそれに引っ張られて荒れてしまう傾向にあります。 なので、本来であれば不調を抱えた状態の白術はもっとイライラしやすくなったりして良いはずなんですよね。

それすら見られないと言う事は、相当メンタルが強いと予想できます。

続いて外向性。 人付き合いを好んだり、賑やかな場所を好む性質のことです。 また、ポジティブな感情を含みます。

略述に関しては比較的低めですね。 うるさい環境好まず、1人で淡々と考え事をするのを好みます。 医者として、最低限のコミュニケーション能力を備えていますが、 積極的に他人におせっかいを焼きに行くようなタイプではありません。 掃除で内向的と言えるでしょう。

次に誠実性です。 辛いことでもコツコツと続けられる性質を指します。

これに関しては、文句なく満点ですよね。 他人の病を自らの体に受け入れるなんて、 どう考えても苦しすぎます。 それ、それきちんと耐えて天津へ冷静に分析し、きちんと対処しているのですから、誠実性は高いと言わざるを得ないでしょう。 納得の結果。

次が調和性。 他人への親切さを表す指標です。

これに関しては、高くもなく、低くもなく、 といったところ。 調和性が高いと、 川辺やAmberみたいに人懐っこくて、他人に優しいイメージになります。 逆に低いと召使いやドットレのように交渉ごとに溶ける訴訟を備えます。

白術は医者として他人を助けると言う性質を強く備えているのと、同時に、 適度なドライさも持っていますよね。

下里に対しても、自分の優しさや哲学を押し付けて、勝手に進めるのではなく、 きちんと相手を尊重してやりとりしています。 かといって、 相手の流れに100%乗ってしまうような口下手な印象はありません。

むしろ、旅人や颯太などとの やりとりでは言葉巧みに立ち回って、自分の隠したい情報は隠し見せたいところは見せるといった方法をとっています。

暖かさと冷静さ両方を持ったキャラクターと言えるんじゃないでしょうか?

なので、結果的に日本人平均程度に収まっていますね。

最後に開放性。 知的好奇心の強さを示す指標ですね。 これもめちゃくちゃ高いことがわかると思います。

開放性が低いと、既存のルールに従っていることに安心感を覚える性質が強くなります。 逆に高いと、 ルールに縛られずに挑戦的なことをして、新しい知識を得ようとする性質が強くなるんです。

白術はまさにこの立ち位置のキャラクターですよね。

今まで誰もなし得たことのない不老不死と言うゴールを目指していて、 しかも、そのためには、自分が病を患うことや、 調整のような人外の存在と契約することすらいといません。

めちゃくちゃ開放性が高いタイプなんだと言えるでしょう。 満点じゃない理由としては、 開放性には、芸術に対する興味や感性なども含まれるため、 その数値が判定しかねたので、平均位で採点してあるからです。

はい、大まかに白術についてわかったんじゃないでしょうか。 続いて危険な性格特性である。ダークトライアドも見ていきましょう。

白朮のダークトライアド

ダークトライアドとは3つ揃っていると、危険な人格特性の事。 1つずつはとても素晴らしい性格であることもあります。 しかし3つ揃っていると、10中把握、危険な性格に仕上がってしまうので、危険な三要素ということで、ダークトライアドと呼ばれています。

白術のダークトライアルを分析するとこのようになりました。

これも1つずつでいきましょう。

まず、サイコパス。 他人に共感する性質 の低さを表す指標です。 白術に関しては、平均よりほんの少し高い位になりました。

逆術は何を考えているのかわからないような立ち振る舞いが多いため、 サイコパス性が高そうに見えるキャラクターです。 しかし実際には患者や周囲の人のことをかなり気にかけていますし、共感もしています。 なので、共感能力はしっかりとあるんですよね。

しかも、その共感能力をしっかりと活かして先読みもできています。 最後に氷の所へ向かう冒険を始める直前、 いずれ加療が、自分の命を投げるってでも家族を助けるであろうことまで読んでいました。 だから、先に奈菜ちゃんへ薬の手配を頼んでいたんですね。

だから、共感能力は結構高いんですが、 とは言え、結構ドライな行動ともいえますよね。

なぜなら、これから目の前にいる人が命を投げ捨てることをわかっていた上で、その足を先へ進めようとしているわけですから。

なので、先程の調和性と同じように、 暖かさとドライさを両方バランスよく兼ね備えているのが、薬術と言う人間なのだと言えるでしょう。

次に、マキャベリアニズムです。 目的のためなら、手段を選ばない性質の事。

これはわかりやすく満点でしょう。 自分の体を実験台にすることすら躊躇なくできてしまう。考え方をしているので、 方法は選んでいませんよね。

また、 この性質を判断する材料として、 優里に立ち回るためのクレバーサも含まれています。 そういった性質を鑑みても、白術は十分に高いと言えるでしょう。

最後にナルシシズム。 自分が大好きな性質です。

これに関してはかなり低いんじゃないかと見ています。 というのも、この数値が高いと、自分のことを課題評価したり、理解して考えたり、 特別視する傾向が出てくるんですね。

しかし、 薬術は、自分の評価に対してかなり謙遜的です。

自分の持っている能力に陶酔している感じもなく、 ただただ冷静に目的のために使用しています。

また、多くの場合、白術のように自己犠牲を払っている人間は、 その状態に溺れてしまうことがあります。 安っぽく言ってしまうと悲劇のヒロイン のような立ち回りになってしまうんですね。

それは自分が特別な存在であると思っているから、発生することなんですが、 薬術にはそういった点も見られません。

かなり冷静になった上で、自分の身を削っていることがわかります。 なのでナルシシズムは低めと言えるでしょう。

医者に最適な性格

サイコパス性が高いと外科医に向いている、 と言う話があります。

サイコパス性は、相手に共感しにくい性質なので、 患者さんの体にメスを入れて切り刻む行為をする外科医にとっては高いと言う益と言えるんです。

いちいち開いたそうって思いながら、手術してたらやってらんないですからね。

この世に職業によって向き不向きのある性格は存在すると思います。

こんなことを言うと、 じゃあサイコパス性が低くて、共感性が高い人間は医者に向かないのか? なんて意見が出てきそうですが、そうではありません。

そんな場合には、 そんな場合に適した別のアプローチがあるんです。

例えば、サイコパス性が低くて、共感能力が高い場合、 相手の気持ちに寄り添って考えることのできるお医者さんになれるでしょう。

これもすごくいことですよね。 患者側としては嬉しいと思います。

でも、こんな話を聞いた事はないですか?

精神科医やカウンセラーさんは、患者さんの話を聞いているうちに、だんだん自分が病んでしまうと。

そうなんです。 お医者さんといっても超人ではありません。 トレーニングされた普通より強い ただの人間です。

なので、相手から影響はある程度受けてしまうんですよね。

で、 ここからは今までの情報を聞いた。僕なりの仮説。お医者さんに 向いている性格は大きく2種類あるんじゃないかなと思っています。

1つはサイコパス性が高くて、親切なタイプ

もう一つがサイコパス性が低いけど、メンタルが死ぬほど強いタイプ

1つずつ説明しましょう。

最初に触れた例のように、 サイコパス性が高いと外科医に向いていたりするデータがあります。 これはおそらく別のジャンルのお医者さんでも言えることなんじゃないかと思うんですよね。 やっぱりある程度患者さんの状態に引っ張られてしまう事はあると思います。

1日に何十人も、体の調子が悪くなった人を相手にするのですから、 毎回毎回相手に感情移入していたら、精神がくたくたになってしまう事は言うまでもありませんよね。

なので、ある程度サイコパス性が高い事は、お医者さんになる上で有利な特性だと思われます。

しかし、 サイコパス性が高いと言う事は、相手の気持ちがわかりにくいということですよね。 つまりお医者さんのような職業はあまり目指さなそうだったりもします。

そういった場合には、別の性格特性がフォローしていると考えられますね。 例えば開放性です。 より多くの手術をこなすことで、優れた技術や高い知識を手に入れたい、 といった欲求があるから、お医者さんをやるパターンが考えられるでしょう。

他にも調和性が高い場合が考えられます。 共感性は低いんだけれども、 優しさを持っている、 ってことですね。

いわゆるアルハゼンタイプです。 彼は、共感能力が非常に低いのですが、 きちんと自分の中で正しいことの方向性や社会的規範がわかっています。

なので、 スメールを助けるために、正義の行動をしましたよね。

彼が本当に独占的で、利己主義であれば、 そんな危険を犯す必要はありません。 学院内で高い地位も約束されていますから、 もっと危険を犯さずに、彼の目指す悠々自適な生活を満喫する方法は、いくらでもあったでしょう。

彼は、他人の気持ちこそわかりませんが、 想像する 優しさと知性を持っているんですね。 そのように他の部分が共感性を補ってくれる場合が考えられるんです。

なので、改めてまとめると、 サイコパス性が高い。お医者さんと言うのは、 共感性が低く、その分調和性や開放性が高くて、その部分をカバーしているタイプと言えるんじゃないでしょうか。

一方、共感性が高いお医者さんはどんなタイプか考えてみましょう。

先程も言った通り、共感性が高いと患者さんに引っ張られてしまい、自分も疲弊してしまいます。 共感性が高い以上、そこは避けられないので、 その場合に必要になるのがメンタルの狂人差です。

行ってみれば、防御力が高いみたいな感じ。 原神で例えると勝利先生のバリアみたいなもんですね。

ダメージ自体はヒットしているんですけど、 カチカチすぎてノーダメージみたいな感じです。 ちゃんと受け止めてあげるんだけど、 それでは傷つくことがない位自分が強ければいいって ニュアンス。

もう1つ方法があるとしたら、レジリエンスと言われるものが求められるでしょう。

レジリエンスとは、傷ついた後に復活する力を表す概念です。 あなたの身の回りにも傷ついたんだけど、立ち直りがめちゃくちゃ早い人と、 いつまでも引きずってしまう人っていませんか?

そのようにメンタルの強い弱いももちろんあるんですが、 それとは別にそこから立ち直る速さみたいな概念があるんですね。 それがレジリエンス。

共感性が高い以上、相手の傷をこっちも追ってしまうことになります。

なので、それを朝速で回復しながら戦い続けることが大切と言えるわけですね。

原神で例えるなら、ここみのタンク、先方なんかがイメージにぴったりかも。

ダメージをガンガン食って傷つきはするんですけど、それより早く回復し、続ければ避ける必要なんてないみたいな感じです。

なので、共感性が高い場合には、 それによって負ってしまうダメージを凌駕する心の強靭さや回復力があると、お医者さんの適性が高いと言えるんじゃないでしょうか。

ちなみに、あくまで心理学好きのオタクが考えた仮説の1つですので、 エンタメだと思って参考程度に聞いてください。 ただあんまり大外しはしてないはずです。

江蓠や先代達と比較してみた

さて、 前のコーナーでお伝えしたお医者さんに適した性格を踏まえた上で、 白術と千代たちとの違いを考えてみましょう。

白術の性格をより明確に浮き彫りにできるはずです。

千代たちの詳細は語られていないので、一旦ここでは氷をモデルとして正確設定します。

分析した交尾の性格を白術と重ね合わせると、こんな感じ。

似ている部分とかなり大きく崩れている部分があることがわかりますよね。

それぞれ見ていきましょう。

まず似ている部分です。

開放性と誠実性はかなり近いですよね。 これに関しては、 調整と契約をするような非常に苦しい状況にあっても、それを全うして人助けをしていく姿勢に現れています。

白術にしても、仙台にしても氷にしても共通しているので、 この 一脈が共通して持っている性質と言えるでしょう。

次に違うポイントとして、神経症傾向、外構性調和性 サイコパスの4つがあります。

まず調和制ですが、 白術も、師匠たちも自己犠牲を伴ってしまうほどに、他人を助けたいと言う心は一致 していると言えるでしょう。 ただ 師匠たちは、掛け値なしに自分を犠牲にして、他人のためにとにかく優しく行動してしまうタイプに近いです。

一方白術はもう少し引いた目線から判断する冷静なメンタリティーも持ち合わせています。 そのため、能力の使いどころをもう少し合理的に判断しているニュアンスが強いんですね。

加えて、白術は周りのことにそれほど動じません。 師匠たちは苦しいんでいる人がいたら、自分も苦しくなってしまうような共感性の高さと、 それによって揺さぶられてしまうメンタルの繊細さ、 さらにそれを積極的に行おうと言う外交性の高さが加わっているんですね。

行ってみれば、積極的に自己犠牲を払ってしまうような優しすぎる。性格をして いるのが、師匠たち。 白日はもう少し能力を使う場所や相手、そして環境などを冷静に判断して使用している感じです。

あと、ひとつ、大きく違うのが、マキャベリアニズム。

ここの違いがある意味、師匠たちと白術の最も大きな違いと言えるので、月で解説していきましょう。

『宿命に抗う野心家』白朮

穏やかで柔和な雰囲気に見える白術ですが、 実はものすごい情熱的で野心家です。

それは彼の行動や発言に現れています。

目の前で困っている人がいたら、助けずにはいられない。 こういった発言が度々ありますし、 実際 自己犠牲を伴う方法でそれを実現しているので、発言には心が通っていると言えるでしょう。

また、この面では、白術と師匠たちは、同じ道を歩んでいるといえます。

しかし、師匠たちと白術が最も大きく違う点は、白術の目標がもっと大きいところ。

目の前で苦しむ人々は助けたい。 しかし、それだけではより多くの人々を助けることができない。 自分に与えられた 能力とチャンスを生かして、もっとたくさんの人々を救いたい。

そして、なんなら長生のことすら助けて、 犠牲を伴うような契約を、自分の代で打ち切りにしたい。 だからそのゴールである。不老不死の手法も見つけてみせる。

このように、非常に強力で、野心的な目標を胸に秘めているんですね。

自己犠牲と言う手法をとっておきながら、絶対に死んでたまるかと言う覚悟を持っている といえます。

だからこそ、彼は、宿命という言葉に拒否感を示すんです。

伝説任務だけでも、度々その場面を目にすることができるので、いちど見てみましょう。

はい、かなりの回数繰り返していることがわかりますよね。

宿命という言葉には、 多少なりともあきらめのニュアンスが含まれます。「 定められたことだから仕方ないのか」「 天が決めたことだから、自分にはどうしようもない」 そんな感じです。

しかし、薬術はそれを良しとしません。

宿命なんて、言葉で片付けて、 ちょっとした事故等水の中で諦めるなんて事は絶対したくないんです。

「宿命なんて決まってない」「決めつけられてたまるか」「絶対に方法はあるはず」「それを見つけ出して見せる」「そう、自分の力で」

そう考えているんですね。

かなり熱い人なんですよ。

温かい自己犠牲と、冷静な計算と、強力な野心の三つ巴

よく2年生という言葉を使うと思いますが、白術に関しては3面制と言ったほうがいいかもしれません。

彼には、人を救いたいと言う優しさがあります。

それこそ、自分の身を犠牲にしてでも、やり遂げるほどに強いい気持ちです。

ですが、それは危険な方法 でもあります。 あまりに自分の身を捧げすぎてしまうと、破滅してしまうでしょう。

だからこそ、冷静2000匹をするクレバーさが彼にはあります。

きちんと理解を計算した上で、自分に可能な範囲無理のない範囲を考える脳があるんですね。

しかし、 だからといって 安全圏から一切乗り出さずに相手を助けることはしません。

それほどまでに、相手を助けたい気持ちが強いんですね。 だから、ギリギリのところまで自分の身を削っていきます。

でも冷静な頭は残っているから、自分にできる柵にはしっかりと手を回しておくんですね。

この優しさと冷静な計算が常に攻め合っていて、 そのせめぎ合いをし、下から支えているのがもっと大きな スケールで、人々を助けたいと言う彼の野心です。

なので、暖かい自己犠牲の精神と冷静な計算と協力な家賃がみつどもえで絡み合っている人物、それが白術と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?

本編中では似ていると語られる師匠達と薬術でしたが、実際には結構違うことがわかったんじゃないでしょうか。

自分の身をギリギリまで削ってまで、他人を助けようとする優しさは、共通で持っているものの、 それをさらに乗り越えて、もっとたくさんの人を助けてやろうと言う強力な優しさとも言えるような野心が、彼と 師匠たちを分けたと言えるでしょう。

多面的な性格ゆえに、掴みづらく、ミステリアスに見えることが多い人物ですが、

少し中身がわかってくると、ものすごい優しさを抱えていること

そして、それを制御する冷静な 知性を備えていること

さらに、それらを全部くくってしまう位の 強くて 暖かい野心を備えていること

この多層的な 構造が 彼の魅力として、僕たちの心つかんでくるんじゃないでしょうか。

白術の魅力を理解する上で手助けに慣れていたら幸いです。

それでは、今回の内容も、あなたが原神を楽しむための一助として参考まで。

yoshiaki-kobayashi

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