こんにちはこばとーんです。
リクエストが多かったのでカロスタン編の解説です。
このあたりからめちゃくちゃ難しくなりましたよね。今後の展開を楽しめるように重要な部分に絞ってざっくり解説していきます。崩壊を楽しむための参考にしてみてください。
今回お届けする内容はこちら
今回は崩壊3rdのカロスタン編までのネタバレを含みます。さらに情報の補足として漫画版の第二次崩壊編から引用をします。ストーリーを楽しみにしている人はブラウザバック推奨です。
また、崩壊は設定をあえて明確にせずに、部分的に明かしていたりします。なので、今後の展開で解釈が揺れたり変更になる点もあると思われます。物語の骨子をつかむためのざっくり解説ということでご了承ください。
まず、カロスタン編を端的にまとめると、
オットーアポカリプスが登場人物すべてを手玉に取り、虚数の樹すら騙し、カレンの生きている世界を新たに作り出し、そして現実から消滅した話です。
そして、その中のサブストーリーとしてデュランダルの出自や世界の説明がされていく感じですね。
物語序盤からずっとラスボス的存在だったオットーという存在に一区切りつける、非常に重要な話になっています。そのため、オットーの話である、という意識をもつだけでかなり話が理解しやすくなりますね。
カロスタン編が難しい理由は、膨大なテキスト量。難しい言い回し。場面がコロコロ入れ替わる構成の複雑さ。開催期間の長さなどなど多岐にわたります。
特に専門用語に関してはびっくりするくらい大量に出てきており、物理学用語、哲学用語、形而上学的な表現などてんこ盛りです。さらにそこにゲーム内世界設定の単語まで混ぜてくるので「一つの文章にわからない単語を3つ以上入れないでくれ!」って言いたくなる状態になってますよね。
とはいえ、ざくっと理解すればそんなに難しくありません。ミホヨのゲームは基本的にオタクの感性があれば理解できるので、中二心を全開にして解釈してもらえればと思います!
さて、カロスタン編をわかりやすくするために、まずはここまでの時系列をオットー視点で大まかに確認しましょう。
500年前、オットーは大好きなカレン・カスラナを失います。
その後、カレンを死に追いやった当時の天命と戦って勝利し、新天命、すなわち現在の天命を組織します。
崩壊から人類を救うため、莫大な資金力と技術力を抱える天命を500年間支配し続けることとなります。
オットーの目的は唯一つ。カレンにもう一度会うこと。
それ以降、長い時をかけてオットーは様々な方法でカレン復活計画に挑みます。
例えばテレサはカレンの細胞から作られたクローン体。しかしながら、ただのクローンではうまく行かなかったので崩壊獣の因子を配合することで完成に至りました。
カレンの子供みたいな存在であるテレサはとても大切に思っていますが、やはり本物のカレン・カスラナではありません。どうしても、本物の、自分と一緒にいたカレンを復活させたいのです。
作中に度々登場する人造人間である琥珀も同じような存在で、カレンをベースにした人造人間です。
クローンではうまく行かないと思ったオットーは律者も利用します。
第二次崩壊時、覚醒した空の律者・シーリンを利用したのです。シーリンの体内には4つの律者コアが存在しています。その中の1つ、セレニティジェムという「死の律者」の力を使ってカレンの蘇生を計画していました。
ところが、死の律者もオットーの願い通りには機能しませんでした。死の律者はクローン体を創る程度のことしかできなかったのです。
様々な方法を試してきたオットーですが、「カレンの復活は無理っぽい」と思い始めます。そこで、新たな方法をひらめくのです。
「そうだ、世界を500年前に戻せばいいんだ」と。
そして、カロスタン編での計画が徐々に動き出していきます。
オットーは様々な実験や検証を通して、ある仮説を立てていました。
「この世界の時間は戻せるはずだ」と。
テスラ博士やアインシュタインも言っていましたが、通常であれば、この世界の時間は戻せません。しかし、世界のルールそのものを管理している存在なら話は別です。
それが虚数の樹。
何らかの方法で虚数の樹にアクセスして、時間に関する内容を操作できれば時間を戻すことは可能であると考えたわけです。
さて、ここで虚数の樹について解説しておきましょう。
虚数の樹を理解するためには、まずは世界の泡を理解する必要があります。
世界の泡とは、簡単に言えば”パラレルワールド”のことです。ゲーム内でもイベントなどで本編と関係ないおふざけストーリーが展開されたりしますよね。あれは”別の世界の泡”のお話ということになっています。
同じような人間がいたりしますが、世界観のちがう空間があるわけですね。
世界の泡は”量子の海”という場所に浮遊している存在です。自分がいる世界の泡から別の世界の泡に移動するためには特殊な方法が必要になります。例えば空の律者の空間操作能力や、海淵城みたいな前文明の超技術で作られたワープ装置などですね。
世界の泡は虚数の樹から生み出されます。そして量子の海を漂うことになります。
泡のサイズは大小様々あるそうで、量子の海に浮かんでいると崩壊エネルギーの洗礼を受けます。そのため、小さな世界の泡はすぐに消滅してしまうみたいです。逆に比較的大きい世界は安定して存在することができますが、より大量の崩壊エネルギーによる影響を受けるとのこと。
そして、それぞれの世界の泡に対するルール設定をしている存在が虚数の樹なのです。
ちょっとイメージしづらい内容だったと思うので、別の例えを出しましょう。
世界の泡とは、1つのゲームみたいなものです。崩壊3rdや原神はmiHoYoが管理しているサーバーに置かれている”世界の泡”の1つと見れます。
“崩壊3rdの泡”に居るキアナ達は”原神の泡”で起こっている出来事を知りませんし、逆に原神の人物は崩壊世界のことなんて知りません。
でも、コラボがあると世界の泡を飛び越えてフィッシュルがやってきたりします。
そして、ゲームが置かれているサーバーが量子の海。管理しているmiHoYoが虚数の樹です。
miHoYoはいろいろな企画を考えてサーバーに出しますが、プレイヤーからの人気やアンケート結果という名の崩壊エネルギーによって淘汰されます。
原神や崩壊3rdという人気タイトルは”大きな世界の泡”なので安定して存在しますが、もし不人気なゲームを出してしまうとサービス終了になる可能性があります。すると、サーバーから消去され、サーバーの処理能力は不必要に消費されなくなります。
もちろん、世界のルールを作っているのはmiHoYoです。
なので、miHoYoが「崩壊終結後の話を作りたい」って言えば時間軸なんて自由自在に変えられるわけですね。
だからオットーは「虚数の樹に干渉できれば時間は戻せる」と考えたわけです。
虚数の樹をコントロールすれば、時間は戻せます。
ただし厳密に言えば、オットーがやろうとしていることは「500年前にカレンが死ななかった世界」を現実世界から新たな分岐として創ること。
一般的に想像する時間改変とはちょっと違うのです。
過去の出来事をちょっと変えると現在に影響がある、みたいなものではありません。
シュタインズゲートを知っている人なら「世界線」の概念に近いと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
現在と別の時間軸を生み出す行為なので、現在に影響はないのです。
今の世界はそのままで、500年前の時点をそっくりそのままコピーした”新たな世界の泡”を作り出して、そちらではカレンが死ななかった未来が展開される。そんな感じです。
世界の泡だとはゲーム内で明言されていませんが、原理的に考えるとおそらく世界の泡だと見ていいと思います。
なので、最終的にカレンが生きる結末になりますが、キアナ達の視点では何も変わりません。カレン・カスラナは過去にカロスタンで死んだ人なのです。
カレンが生きている世界はいうなれば”崩壊3rdβ”みたいな世界ってことですね。ひょっとしたら別の世界の泡ってことでなにかしら絡んできたりするかもしれませんね。ちょっと期待です。
時間戻しの概念は難しいですよね。
その複雑さを利用して、オットーは本編中で嘘をつきます。
「500年分の歴史を代価に、時間を戻す」 「この500年間にあった出来事はすべて消滅する」 「でも、カロスタンにいるキアナ達だけは助かるよ」 「崩壊と向き合う時間も作れるし、winwinでしょ」と。
オットーはめちゃくちゃ倫理観がズレているので、本当にやりかねません。今まで散々オットーに振り回されてきたキアナやデュランダルは真偽はわからないながらも、この情報をある程度飲み込むしかなかったのです。
「世界を滅ぼすならオットーを殺してでも止める」 オットーの嘘によって、キアナとデュランダルは本気でオットーと戦うことになりました。
しかし、これは嘘。
本当はオットーだけが犠牲になり、今の世界から消え去る影響しかありません。
ではなぜ、嘘をついたのか?
それは、倒されるため。
オットーの計画では、キアナに倒されることが必要なのです。
オットーの狙いは、自身が倒される際に発生する虚数再構築という現象にあります。
作中の言葉をそのまま引用するなら、「無限を有限に、有限を無限に変える現象」ということですね。
どういうことだよ?って感じだとおもいますが、要するに「相手のパワーが無限が相手だと勝てないから、有限にしてしまえばいいじゃん」って話です。
これがなぜ重要かと言うと、オットーの状態と関係があります。
虚数の樹を操るには、虚数の樹とつながる必要があります。
そして神の力である虚数の樹とつながるためには、同じく神の力を持つ必要があるのです。
崩壊世界で言うところの神とは、崩壊の意思であり、その力を分け与えられた律者のこと。
オットーは最終戦にて疑神化していますが、これは律者の力を取り入れ、擬似的に神の力を手に入れた状態なのです。
ちなみに、テレサが破ることになる神恩結界は約束の律者の力で、明言はされていませんがオットーが虚数の樹に接続した際に接収したものだと思われます。キアナ達が所持していない分の律者の力を集めているわけですね。
擬似的に神になり、虚数の樹とつながったオットーには無限のエネルギーが与えられます。
言い換えるとこれは不死身の状態。倒すことができないんです。
なので、虚数再構築を行い、オットーの力を有限にすることでようやくキアナ達は勝つことができます。
そして、それはオットーの狙いでもあります。
オットーはあくまでも虚数の樹が作り出した律者の力を借りているに過ぎません。そのため、大元である虚数の樹に逆らうことはできず、虚数の樹をコントロールすることはできないんです。
もし仮に、つながるだけでコントロールできるなら、疑神化した時点で勝手に過去に戻ってしまえばいいだけですからね。
作中の言葉を借りるなら「虚数の樹の奴隷」なのです。
だから、この力関係を変えるためにも虚数再構築が必要だったんです。
つまり、オットーを倒すためには虚数再構築が必要で、オットーも過去に戻るためには虚数再構築が必要なんですね。
虚数再構築は空の律者の力を使って、虚数の樹に空間的な干渉を行うと発生します。
しかしながら、キアナも律者です。
虚数の樹からしてみれば、借り物の力を使っている存在。その力だけでは勝てないのです。
だからオットーはさらなる仮説を立てました。
『人の想いの力ならば、この世界の限界を超えられるのではないか』と。
キアナは薪炎の律者になった際、仲間の思いや愛情によって限界を超えてみせました。
感情によって律者の限界点を超えたのです。
「では、怒りという感情でも限界を超えられるのではないか」
それがオットーの仮説です。
だからオットーは嘘をついたのです。
自身が世界を滅ぼす悪になることで、キアナの怒りを煽り、その想いの力で限界点を超え、虚数再構築を起こす。それこそが目的。
キアナとデュランダルを信じて、賭けをしたのです。
賭けの結果はあなたも御存知の通りです。
キアナは虚数再構築を発生させ、オットーを倒しました。同時に、オットーは虚数の樹へのアクセスを成功させ、過去に戻ります。そして、カレンが助かる歴史を新たに作り出します。
よくわからずにゲームをプレイしていると「オットーの夢だったんじゃないかな」とか「幻のエンディングなんじゃないか」とか思ってしまいそうな内容ですよね。だって、実際の歴史でカレンは復活してないわけですし。
でも、ここまでの話が理解できていると最後のムービーも理解できるはずです。
最終的にオットーはカレンの元にたどり着き、彼女が助かる世界を作り出しました。それは、ひとりの人間ができる、最もわがままなことだったんでしょうね。
オットーは正義か、悪か?
一般的な概念に照らせば、概ね悪でしょう。
ただし、彼には単純な二元論で語れない複雑さがあります。事実、彼は500年間世界を守ってきた実績があるのです。そして、大切な人には愛情をしっかり注いでいます。
特に、テレサやデュランダルには本当の家族としての愛情を注いでいました。
本当に「カレンに会えれば他はどうでもいい」と思っているなら、自分が歴史から消滅した後のことまで考えたりしません。
新たな天命主教になったテレサにマントを用意したりしないはずなのです。デュランダルに彼女の出自を伝える必要もなかったですし、新たな力に目覚める助けをする必要もないはずなんです。
しかし、彼は自分がいなくなった後の世界をちゃんと考えていました。
人の想いの力で神を超えられることが、この先で役に立つはず、と去り際に発言もしています。おそらくオットーはこの先の展開まですべて読んでいるんでしょう。だからデュランダルやキアナに力を与えたのだと思います。
この先の展開にオットーの意思がどう絡んでくるか、楽しみですね。
さて、ちょっと流れを変えまして、デュランダルの掘り下げをしていきましょう。
カロスタン編でも結構な長さを占めている部分で、非常に複雑な設定が入り交じる話になっています。
ただ、カロスタン編はデュランダルとオットーの話と言っていい構成なので、ここを押さえると一気に話がわかるようになるはず。さっそく行ってみましょう。
デュランダルはカロスタン編にて2度異世界を旅します。まずはカロスタン編が始まってすぐの量子の海への旅。こちらはオットーが主導して行われた実験で、デュランダルの体内にある世界の泡を虚数の樹に接続できるか試すことが目的です。
虚数の樹から世界の泡へエネルギー供給ができるようになれば、世界の泡が消滅することを避けられます。そのため、崩壊への対抗策にもなりますし、ヨルムンガンドが進める聖痕計画にも異議を唱えることが可能になります。
そんな理由で行われた実験ですが、これは建前。オットーはこの観測データを利用して自身を虚数の樹へ接続することになります。
デュランダルは久々に自身の中にある世界へ旅をして、聖剣デュランダルや時雨綺羅と会話することになりました。
大きな変化と言えば、デュラが世界の泡を改造したことにより、世界の泡を背負う人数を分担できるようになったことです。
これによってリタのスタースピーナ形態ができるようになるわけですね。
デュランダルは、自身の体内にある世界の泡を旅した後、再び現実世界に戻ってきます。
しばらくの間、天命所属のヴァルキリーとしてオットーの指示に従う流れですね。
ハイペリオン陣営の足止めを指示されたりしますが、任務はこなしつつ、支障のない範囲でテレサたちにも協力をしていきます。
オットーが天命主教を退くと発表したり、キアナ達ハイペリオン陣営に「500年分の世界を消去する」とブラフを仕掛ける状況下。デュランダルもオットーへの疑念を深めます。
オットーが公表した計画には真っ向から反対するデュランダルですが、彼個人に対する気持ちははっきりしないものがありました。
デュランダルはオットーの優しい面を知っているのです。
なので、その疑念を晴らすべく個人的にオットーと向かい合う戦いに挑みます。
デュランダルとオットーは戦うことになりますが、流石は最強の戦乙女。勝負はデュランダルの勝利となります。
しかし、巧みな話術と一瞬の隙を突くことで、オットーはデュランダルを虚数空間へ飛ばすことに成功。以降は、デュランダルの虚数空間を旅する話が続きます。
ここで改めて虚数空間についても解説しておきましょう。
漫画版の説明を抜粋引用すると”三次元+時間という私達が認識できる実数空間を球だとすると、その外側はすべて虚数空間””虚数空間は実数空間よりも遥かに広いが、実態を持たないため意味を持たない”とのこと。ぶっちゃけ難しいですね。
もう少し簡単にイメージできる形に説明し直してみますね。
ゲーム内では、赤い砂漠の広がっている空間が虚数空間です。
いうなれば虚数空間は現実と重なり合った、もう一つの世界。時間や距離の感覚が現実と異なり、そのため、この性質を利用して現実空間においてはワープのようなことが可能です。
例えば、現実世界では地球の反対側にいるような場合でも、虚数空間内を50メートルくらい移動すればたどり着くこともできます。なぜなら、距離の概念が実数世界と異なるためです。
ただし、距離と時間の感覚が現実世界と異なるため、特殊な能力がないとたださまようだけになってしまいます。特殊な能力とは、空の律者及び第二の神の鍵“千界一乗”の能力である“空間操作能力”です。
ここで神の鍵についても簡単に触れておきましょう。
神の鍵とは、前文明時に活動していた律者のコアを使って作られた道具のことです。
そのため元になった律者と同じ能力を有しており、非常に強力なアイテムとなっています。
東京グールのクインケみたいなものと言えばわかりやすいかもしれません。生体パーツを使っているので同じ能力が出せる、的なシロモノです。
律者のナンバリングは今の文明と前文明で同じなので、“第一の神の鍵”は第一律者と同じ能力です。つまり、第一の神の鍵である“虚空万象”は、第一律者である理の律者“ブローニャ・ザイチク”や”ヴェルト”と同じってことですね。
虚空万象はオットーが所持してる金色の立方体のことで、能力は“全ての神の鍵を擬似的に創造できる”こと。そして”前文明の知識が詰まっている”こと。ぶっちゃけチートです。
オットーが戦闘中に誓約の十字架を召喚したり、天火制裁を取り出せるのは、この創造能力のおかげ。
誓約の十字架も天火制裁も神の鍵ですからね。
ブローニャも色々なものを構築できますから、同じような能力であることがわかると思います。
神の鍵は色々ありますが、とりあえず覚えておきたいものは二つ。第一の神の鍵“虚空万象”と第二の神の鍵“千界一乗”です。
他の神の鍵に比べてめちゃくちゃ登場するので、まずはこの二つを押さえるとグッと話が理解しやすくなりますよ。
カロスタン編でとにかく活躍する神の鍵が第二の神の鍵“千界一乗”です。
第二の神の鍵、ということは第二律者と能力が同じということ。つまり、第二律者“空の律者”であるキアナ・カスラナですね。
空の律者は空間操作ができます。そのためワープを使ったり、虚数空間への入り口を作ったり、虚数空間内でもなんとなくオットーの位置を把握できたりします。
キアナは生きた律者なので、それを感覚的に行なっていますね。
対して、千界一乗は道具です。そのため虚数空間のような特殊空間では位置情報である“ビーコン”がないと目的地を定められません。
崩壊でやたらビーコンビーコンと連呼されている時は、千界一乗の話だと思うといいです。要するに目的地データの話ですね。
つまりまとめると、虚数空間の特殊性を活かしてワープするためには空の律者の感覚か、千界一乗のビーコンによる目的地の設定が必要になります。
なのでおいそれと多用できる技でもないんですね。
現在、千界一乗はオットーが所有しており、これによってデュランダルを虚数空間へ飛ばしたのです。
話をデュランダルに戻しましょう。
デュランダルはオットーと勝負した後、虚数空間へ飛ばされてしまいます。
そこは、聖痕空間とも呼ばれる場所でした。
ここで聖痕空間と虚数空間の違いを説明すると、聖痕空間とは虚数空間に存在する一区画です。そのため虚数空間から歩いて移動することができます。
ただし、聖痕空間に入れる人間は限られているんです。
今回デュランダルが訪れたのは“カスラナの聖痕空間”。言うなれば“血によって繋がった精神世界”みたいなものですね。
カスラナの聖痕空間にはカスラナ一族しか入ることはできません。例えば雷電芽衣はカスラナの血が入ってないので“カスラナの聖痕空間”には入れません。
カスラナの聖痕空間にはカスラナ一族全ての記憶や経験値が共有されています。五万年前の英雄であるケビン・カスラナから、キアナたちの世代まで全てです。
ここでデュランダルは自身の過去と向き合うことになります。デュランダルは過去の記憶がありません。しかし、聖痕空間には血に刻まれた記憶があります。
デュランダル視点では、記憶の曖昧さから、過去のカスラナ一族はホムやホミの姿で見えています。彼らと共にカスラナ家の記憶と自身の記憶を巡ることで、デュランダルはやがて自身の出自、そして運命に気がつくのです。
デュランダルは、ジークフリート・カスラナの娘でした。つまり、オリジナルのキアナ・カスラナです。
そして、カスラナの聖痕による試練を乗り越え、天元に至り、聖痕覚醒者となりました。
聖痕覚醒者は崩壊エネルギーを扱う律者とは別軸の能力です。
オットー曰く『律者は虚数の烙印を押された存在』とのことで、要するに虚数の樹という崩壊エネルギーの大元から力を分け与えられた存在が律者。そしてそれは、律者では虚数の樹に勝てないことを意味します。
だからこそ、デュランダルは必要なのです。
オットーが狙う虚数再構築とは、言い換えれば虚数の樹と戦うことであり、虚数の樹に勝てる力が必要ということ。
つまり、虚数の樹に支配された律者ではない存在のデュランダルが鍵になるわけですね。
特にデュランダルは母親であるセシリアの血を引いていることから“聖血”という崩壊エネルギーを打ち消す血も持っています。
オットーはこのカスラナとシャニアテの混血が最強の血筋であると予想しており、今後の世界を救う鍵になると考えているようですね。
デュランダルがその最強の血筋であるなら、当然キアナも同じです。そしてその2人は対比的な能力を得たことになります。1人は複数の血筋の聖痕覚醒者。1人は複数のコアを持つ律者。
今後、最終章を迎えていくにあたってこの2人の血筋がより意味を持ってくると思うので、期待して待ちましょう。きっと、オットーは最後まで読んでいるはずです。
デュランダルは聖痕の力を完全に掌握して、虚数空間からの悪影響を受けずに行動できるようになりました。
なので、テレサのピンチに駆けつけることができたんですね。
虚数空間内では色々移動していたようですが、空間の特殊性を利用してテレサのいるポイントに現れることができたというわけです。
オットーを倒すために必要な2人のキアナ
さて、オットーを倒すためにはいくつかの条件をクリアしなくてはなりません。
オットーは虚数の樹と同化するために虚数空間に引きこもっていますから、まずはそこまで辿り着く必要があります。
そして、それには2人のキアナの力が必要になるのです。
1人目は主人公・キアナ・カスラナ。空の律者の力で虚数空間への入り口を開く役割です。
そしてもう1人のキアナはビアンカ・デュランダル・アタジナ。虚数空間内で影響を受けずに移動するためには彼女の聖痕による能力が必須です。
キアナは空の律者の力によって入り口を作ることと、オットーの力を感知することはできますが、自由に移動することはできないのです。逆に、デュランダルは虚数空間に入れば移動ができますが、入り口を作ることも方向を探知することもできません。
例えるならキアナは車の鍵とカーナビで、デュランダルが車そのものですね。2人が揃わないとオットーのいる場所に辿り着けないのです。
そしてそれは、オットーとの戦いにおいても同じです。
虚数の樹と同化しているオットーは、律者の上位互換と言える存在なのでキアナだけでは勝てません。
戦闘を有利に進めるためにデュランダルが必ず必要です。
しかし、最終的な“虚数再構築”はキアナの空間操作能力がなければ実現できません。
つまり、戦いの面でも2人のキアナの力がどうしても必要なのです。
そして結果はあなたもご存知の通り。最終的に虚数再構築は成功し、オットーは過去に戻り、キアナとデュランダルはオットー討伐に成功します。ここまで整理すると、オットーの完璧な采配がいかに凄いかわかってきますね。
あと一つ、混乱しやすい要素を整理しておきましょう。
虚数空間と量子の海の違いです。
虚数空間は現実の実数空間と重なり合うもう一つの世界で、距離関係が違うことからワープ的に使うことが可能になっています。
赤い砂漠がひろがる空間で、徒歩で移動が可能ですね。
それに対して量子の海は基本的に陸地移動できません。ゼーレやデュランダルのような特別な存在でも、基本は漂う感じになってしまいます。まさに海のような感じですね。
そして、たまたま触れた世界の泡に落ちる、と言った感じです。
ただ、これにプラスして覚えておきたいポイントは、量子の海や世界の泡に対しても虚数空間は繋がっている、という点です。
つまり、虚数空間を移動できれば、世界の泡を渡り歩くことも可能ってことですね。
余談ですが、新作ゲームの崩壊スターレイルはこの仕組みを利用して世界の泡を移動していくシステムみたいです。
さて、話を戻しまして…この仕組みを理解するとラストムービーでオットーがいた場所の謎が理解できます。
オットーは赤い空の下に砂漠が広がる空間で戦い、虚数の樹と接続します。これは一見不思議な話です。虚数の樹は量子の海にあるはずなのに、なぜ虚数空間からアクセスできるのか?ってことですね。
その答えは、虚数空間からも虚数の樹に行けるからです。
最後にわかりやすくオットー目線で計画を実行してみましょう。これでカロスタンはめちゃくちゃわかるようになります。
まず、500年前にオットーはカレンを失います。
そして当時の天命と戦争を開始。無事上層部を打倒して新天命を設立しました。
それから500年、オットーは天命の主教として世界を守り、そしてカレンの復活を目指して実験を繰り返すことになります。
あるとき、彼はカレンのクローン体を作ります。しかし、上手くいくことはありませんでした。様々な方法を試した結果、崩壊獣の因子を取り入れた場合に状態が安定することが判明。その個体がテレサ・アポカリプスです。
カレンの子供のような存在であるテレサを、オットーは愛していますが、彼女はカレンではありません。
他にも、カレンを模して人造人間である琥珀を生み出したり、カレンファンタジーというゲームを作り出したり、とにかく現世にカレンを復活させる方法を試していきます。
しかし、上手くいきませんでした。
クローン体は、形は確かにカレンなのです。しかし、魂がないのです。カレンをカレンたらしめる、魂がないことにオットーは困っていました。
そこで、彼は律者に目をつけます。律者には”死の律者”が存在し、生死を扱う律者なのだそうです。「もしかしたら、死の律者であればカレンを復活できるのではないか?」そのように考えました。
そして第二次崩壊が訪れます。
第二次崩壊による混乱の中、オットーは死の律者と関わる機会を得ます。そこで死の律者の能力を目の当たりにしますが、律者の能力は期待通りのものではなかったのです。
それはただクローン体を生み出す程度の能力。つまり、オットーでも可能な範囲でしかなかったのでした。
そこで、オットーはさらなる情報を求めて崩壊の意思、つまり神と会話を試みます。
ところが神からすればオットーですら小さな存在でした。圧倒的な存在を感じさせられ、何も理解できぬまま退散させられる事になってしまいます。
ただ、唯一覚えている内容は、カレンを復活させる方法についての解答にて、神が自身を貫くジェスチャーをしたことでした。
当時のオットーはこれがどんな意味をもつのか理解できていませんでしたが、その後徐々に時間をかけてある仮説を立てることになります。
それがカロスタンにて発生させることになる、時間の分岐への仮説です。
「世界の中心であり、ルールを支配している神である虚数の樹へとアクセスできれば、時間干渉をすることが可能になるであろう」と考えるに至りました。
しかし、この仮設の実証には3つ足りないものがあるのです。
1つ目は虚数の樹までの行き方。2つ目は虚数の樹とつながる権限。3つ目は虚数の樹を掌握する方法です。
オットーは仮説を持ちながらも、実行する事ができない時が続きました。
そんなオットーにラッキーチャンスが訪れます。
ケビン・カスラナの復活です。オットーはケビンとの会談にて千界一乗を譲り受けることができました。
千界一乗には空間操作能力があるので、これで虚数の樹へとたどり着く方法は概ねクリアできています。
なお、ケビンは聖痕計画さえ上手く行けばいいと考えているので、オットーの計画はどうでもいいと思っています。上手く行けば時間が巻き戻るので聖痕計画実行への時間稼ぎにになり、上手く行かなくても影響がないためですね。
虚数の樹は崩壊エネルギーの大元であり神です。律者は神の使徒であり、崩壊の意思と接触することができます。
つまり、虚数の樹と接続するためには律者である必要があります。
オットーは律者ではないため、何らかの方法で律者になる必要があるんですね。
そこで訪れたチャンスが”千人律者”こと支配の律者。彼女は支配劇場という固有空間を操ってキアナ達と戦っていましたよね。世界中から人形にした人物を引き入れては仲間にするその特殊な空間は、実は虚数の樹や量子の海とつながっていたのです。
オットーはキアナ達が千人律者を倒していく間に、こっそりと律者コアを掠め取っていました。
そしてその事実を利用して3つのことを成し遂げます。
1つ目は、支配劇場、千界一乗、デュランダルを利用して、最終的な虚数の樹との接続実験を行い、必要なデータを得ること。
2つ目は、律者コアを手に入れた情報をあえてハイペリオンにリークして、カロスタンまでキアナ一行を来させる餌にすること。
3つ目は、律者コアを使って自身が律者に相当する存在になることです。
我らが主人公、キアナ・カスラナは本編中にて空の律者として覚醒しました。
大災害をおこしてしまいましたが、仲間たちの助力、そして愛の力で最終的には薪炎の律者として生まれ変わることに成功します。
そして、このことはオットーにとって大きな意味があったのです。
本来、律者とは人類の敵です。神である崩壊の意思に操られ、人類を抹殺する存在とも言えます。キアナの中にいる第二律者シーリンは明確に人類を憎んでおり、その性質は最も顕著だったと言えるでしょう。
しかし、そんな崩壊の意思を人類の想いが超えてみせたのです。
つまり、人類の想いのチカラであれば神を超えることができるのではないか?と仮説を立てるに至ったのです。
もし、この仮設が正解であるなら、神である虚数の樹に接続したあと、神の奴隷にならずに力をコントロールすることができるはずですからね。
説明がちょっと前後してしまいましたが、ここからカロスタンでの出来事を整理していきます。
まず、先程挙げた支配劇場とデュランダルの実験を行い、観測データを得ます。ここからしばらくデュランダルは世界の泡を旅しますね。
次に、ハイペリオン一行をおびき寄せるために律者コアの情報をリークします。これによって仕方なくキアナ達はカロスタンに来ることになるわけです。
そして、そこで不思議な光景を目にします。
500年前のカロスタンが現代に投影されており、さらに当時のオットーらしき人物が街を歩いているのです。
結論から言えば、これはオットーが支配の律者コアを完成させるために仕組んだ茶番でした。
千人律者である支配の律者は、その二つ名のとおり千人います。そのためコアも1000個に別れており、完全なコアを手に入れるためにはすべての欠片が必要です。
しかし、オットーが掠め取れた個数は999個。実は1つ足りませんでした。
そこでオットーは律者コアをおびき寄せるために茶番を開始します。律者コアは絶望した人間に取り付く性質があることを利用して、世界で最も絶望している人間を作り出し、そこにとりつかせたところを捕獲する算段です。
オットーは500年前にカレンを失った直後の自分こそが世界で最も絶望している存在だと考えました。そしてカロスタンの街を使って当時の状況を自分の分身に追体験させることで絶望をシミュレートして律者コアをおびき寄せたのです。
茶番は成功しました。オットーの指示通り、オットーの分身はリタによって切り裂かれ、律者コアが回収されることになります。
オットーはここから2つの芝居を打ちます。
1つはニセの律者コアを生成してテレサ達に引き渡すこと。これはオットーの持っている第一の神の鍵”虚空万象”の能力で生成されたものだと思われます。
律者コアを渡されたテレサ達はハイペリオンでコアの検証をせざるを得ません。オットーの狙いはこれによって時間をかせぐこと。
オットーは完成した律者コアを自身に適合させ、虚数の樹へと接続するための時間稼ぎが必要だったのです。
2つ目の芝居は、徹底的な悪役になることです。
あえて、オットーは自身の分身をキアナ達と関わらせました。共に行動させ、感情移入させたところを、わざわざ目の前で殺してみせたのです。そしてヘラヘラと「何を怒っているんだい?」なんて煽りをいれます。
オットーが欲しているのは強い感情です。キアナから強い敵意を持たれるほど、オットーの計画は成就に近づきます。なのであえてイライラさせる言動をしてみせているのです。
この間、オットーは虚空万象と過去を振り返る会話もしています。虚空万象は意思を持った道具であり、500年間オットーが使い倒した結果、性格がオットーそっくりになってしまいました。
なので、ここではもうひとりのオットー的な立ち位置として会話をしています。声優さんも石田彰さんで一緒ですね。一番オットーが本心を喋っているパートなので、見返す際は注目してみるといいでしょう。
ほぼ目的を達成しつつあるオットーはさらなる仕上げに入ります。
まず、天命主教を退く発表です。
さらに新主教をテレサにすることを公表。狙いは自身がいなくなったあとのテレサや世界へのケア、そして時間稼ぎです。
ハイペリオン一行からすれば意味不明な発表なので、オットーの真意を探る疑心暗鬼状態に入ります。さらに、テレサ側へデュランダルとリタを配置することで思惑を複雑にして、混乱状態を演出。同時に、部下であったデュランダルから自分に疑念が向くように仕組んでいきます。
そして、ハイペリオンへと最後の通信を入れるのです。
ここからは最終段階です。
準備が完了したオットーはハイペリオンへと通信を入れ、衝撃の事実を告げます。
自分の狙いは「500年分の歴史をリセットして時間を戻すことだ」と。
もちろん、これは嘘です。ここまでの解説を聞いていれば分かる通り、オットーが時間を戻しても世界に影響はありません。
ですがオットーが欲しいのは敵意であり、怒り。そのために一芝居打っているのです。
「500年分の世界を代償に使うから、今の世界は消えてなくなるよ」「君たちには影響が出ないようにするからいいだろう?」「時間が戻るなんて、崩壊に対抗する時間ができてラッキーだと思わないかい?」
とガンガン敵意を煽っていきます。
発言の真偽は定かでないものの、仮に本当だったら看過できません。ハイペリオン一行はオットー討伐を決意するのでした。
オットーとの対立構造が深まる中、デュランダルだけはまだ疑念を持っていました。
もしかしたらオットーはいい人なのではないか?真意は別にあるのではないか?と。
なので、オットーに直接真意を確認するべく、デュランダルは一足先にオットーの元へ。そこで二人は戦うことになり、デュランダルが勝利します。しかし、会話ははぐらかされてしまい、わずかな隙をついてオットーはデュランダルを虚数空間へと飛ばしたのです。
ここから、デュランダルは聖痕の力を覚醒させる旅へと進みます。
デュランダルとの一戦を終えたオットーのところへ、今度はキアナがやってきます。
適当に敵意を煽る会話をしたところで、オットーは虚数の樹と接続した力を使い、カロスタンに光の壁を生成。壁に行く手を阻まれたキアナは立ち往生してしまいます。
オットーはこの時間をつかって虚数空間へと移動。そしてひとつずつ律者の力を接収していくことになるのです。
キアナ一行は光の壁を突破する方法を模索します。
虚数の樹による力である光の壁は、律者の力では破壊できません。実際にキアナは脱力感を覚えており、律者としての力が上手く発揮できない状態に陥ります。
そこで、対律者兵器であるムーンライトスローンを使って壁の突破が図られます。しかし、出力不足により計画が断念しそうになったとき、ブローニャが立ち上がるのです。
第一律者であるブローニャは、崩壊の神へと反旗を翻し、人類に味方した律者。そのため、光の壁からの影響を最も受けません。
ブローニャは理の律者として真の力を発揮し、ムーンライトスローンを六基生成、そして光の壁を打ち破りました。
しかし、ここでさらなる変化が起こります。
神恩結界が発生したのです。
これは約束の律者による能力。おそらく、オットーが約束の律者の力を接収した結果発生したものだと思われます。
そこで今度はテレサが立ち上がり、誓約の十字架のフルパワーにてこの結界を相殺することに成功します。
ところが、誓約の十字架フルパワーは崩壊エネルギーをかき消す能力であるため、体に崩壊獣の因子を持つテレサには非常に危険な武器です。全力を出したテレサは力を失い、空中から地上へ向けて落下することになってしまいます。
そんなテレサを、虚数空間から帰ってきたデュランダルがキャッチします。
聖痕の力を覚醒させたデュランダルを見て、セシリアと見間違うシーンが描かれていましたね。
カスラナの聖痕の力だけでなく、シャニアテの聖痕の力も覚醒している説明になっています。
そしてデュランダルとキアナは最終決戦へ向かいます。
キアナは能力が回復していませんが、律者空間を利用して雷電芽衣からの強力を得て、虚数空間への入り口を切り開くことに成功します。
そこからは虚数空間内を自由に移動できるデュランダルがキアナを引っ張り、オットーのいる最終決戦の場へと向かっていくのです。
オットーは虚数の樹と接続したことで、無限の力を持っています。
当然そのまま戦っても勝てないため、無限を有限に変化させる”虚数再構築”を発生させる必要があるのです。
戦いは熾烈を極めましたが、最終的にデュランダルとキアナの協力にさらに”想い”が加わることで虚数再構築に成功。オットーを倒すことができました。
そして、それは同時にオットーも虚数の樹に勝ったことを意味しています。オットーは時間干渉を成功させ、カレンの生きている世界を分岐させることに成功したのです。
オットーは現代から500年前へと転移して、カレンが生きていくためのきっかけを生み出します。
ここから世界は分岐し、カレンの生きている世界が誕生するのです。
同時にキアナ達がいる世界からはオットーは消え去り、今後の物語へと続いていきます。
いかがでしたでしょうか?
めちゃくちゃ複雑なカロスタンでしたが、理解の手助けになれていると幸いです。
わかりやすさのために一部省いたりしました。そこはご了承ください。
おそらく、オットーが言っていた神を超える方法が今後の最終局面で生きてくる設定になると思います。カロスタン編を理解しておくことでより崩壊のクライマックスを楽しめると思うので、一緒に楽しんでいきましょう。
それでは、長いコンテンツにお付き合いいただきありがとうございました。今回の内容も、ゲームを満喫するためにご利用ください。参考まで。
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