フォロワーが欲しい。
拡散力をつけたい。
このページを見ているあなたはきっとそう思っているはず。かく言う僕もTwitterでフォロワーを増やす方法を必死に探した人間です。僕は先月はじめ(2018年7月)にTwitterに力を入れはじめて、8月はじめには100人になりました。かなりいろいろな施策を打ってみたのでここで紹介します。失敗談も含めて書きますので、ご自身と照らしていただき、無駄なチャレンジを減らしましょう。
Twitterを始めて最初の一歩で困っている人に役立つ内容だと思います。
今回お届けする内容はこちら
結論から書いてしまいますが、すべてはフォロワー目線になることです。
実際に効果的だった施策は7つで、
ここに集約されます。
(単語の意味がわからなくても大丈夫です。あとで説明します。)
この施策を打った結果、最終日には一日に16人フォロワーが増える状態になりました。フォロバなしでです。(フォロバも後で説明しますね)
実際に細かく内容を見ていく前に、前提として僕の狙いを書いておきます。
僕はネットで自分の商品を販売しています。本業として結婚式のカメラマンをしているので、その撮影を販売しているのです。主な手法はブログでの集客。各種SNSはその補助として使っています。つまり、「拡散ツール」として利用しているのです。
僕はブログを2つ運営しており、Twitter、Instagram、YouTube、グーグルプラス等のSNSで拡散をしています。そして、各SNSは少しずつカバーしている範囲を変えてあります。
SNSの特徴として、向いているメディアが異なることが上げられます。たとえば、Instagramのほうが写真を拡散するには向いていますが、Twitterのほうが文章を拡散するのに適しています。
また、SNSには流行りがあります。SNSは次から次へと新しいものが出てきますし、今流行っているものも、いずれは衰退します。ですが、今フォロワーを獲得しておけば、もし流行りが過ぎても、今いるファンを次のSNSへ移動できると初動で大きな影響力を発揮でき、かなり有利なポジションを取ることができます。Twitterではそんなときに支えてくれる「仲間」を作るのが目的です。
簡単にフォロワーを増やす方法として、フォロワーの売買があります。しかし、これはおすすめしません。SEOの世界でブラックハットSEO(よろしくない方法でアクセスを集める手法)が淘汰されるように、いずれ運営側の進化によって完全に駆逐されるのは明らかです。また、実態のないアカウントからフォローされても、何のメリットにもなりません。そしてメンタル的にもよろしくない。僕はやりません。
フォロワー増やしの有名な手法に、フォロバという手法があります。「フォローバック」の略で、「フォローしてくれたから、フォローし返してあげる」といった行為のことです。Twitterをやっていて、「相互フォロー歓迎」なんて書いているアカウントを見たことがあるのではないでしょうか。これは「フォロバしますよー」という意味です。
フォロバ自体は全く悪いことではありません。しかし、「フォロバ」狙いの人間をフォローしても、なにもありません。彼らの欲しいものは「フォロワー数」でしかないからです。あなたに興味があるわけではありません。
自動で他人の投稿に「いいね」をしまくるサービスもあります。フォロバと同じように、いいねを返してくれたり、フォローにつながったりします。しかし、意味のある「いいね」ならいいですが、興味のないユーザーを集めても何の意味もありません。これもやらない方がいいでしょう。
さて、ここからはTwitterの具体的な話に入っていきます。超基本的なところから説明するので、わかってる方は飛ばしてくださいね!
完璧にバッチリわかってるよ!って人は続編記事『Twitterフォロワーを100人から500人まで増やす方法!スパムではなく正攻法での『探り方』お伝えします!』もどうぞ。
ネットのコンテンツには2種類あります。フロー型とストック型です。
フロー型とは、Twitterのようにどんどんタイムラインが流れていってしまうタイプを言います。フローは「流れる」という意味なのでわかりやすいですよね。
ストック型とは、ブログやYouTubeのように検索でヒットし続けるコンテンツのことを指します。一度作ったコンテンツがずっと効果を発揮し続けるので非常に効果の高いタイプです。
タイプが違うと、攻略の仕方が変わります。次のようなイメージを持っておくといいでしょう。
Twitterはフロー型コンテンツの代表であるため、非常に速いスピードでコンテンツが流れていてしまいます。2016年の調査では一人の人間がフォローしているアカウント数は466人が平均だそうです。仮に彼らが一日10ツイートしたら4660ツイートもタイムラインに流れることになります。実際はそこまでアクティブなアカウントは多くないのでもっと減るはずですが、半分だとしても2300ものメッセージが流れるのです。とても読み切れるものではありません。
ここでイメージして欲しいのは「川」です。
フォローした相手から1日数千の情報が流れてきて、 Twitter のアプリを開いた瞬間に目の前にあったものだけを手に取ることができます。つまり大きな川が目の前を流れていて、その水をコップでちょろっとすくうようなものなのです。
Twitterは、フォローしている人間のツイートだけが流れてきます。反対に、フォローしていない人間のツイートは流れてきません。
僕は最初、これが原因でツイッターをやる意味が分かりませんでした。なぜなら身内でフォローし合っているだけであれば、特にそこから情報が広がる理由もないからです。
ではどうやって知り合いではない人々とつながることができるのでしょうか? その答えが「ハッシュタグ」と「リツイート」です。
ハッシュタグとは「#〇〇」のようにシャープから始まる単語をツイートに含ませることによって、同じハッシュタグを含む話題を探せるようになるツールです。例えば、#アニメ となっていたらそのツイートはアニメに関するツイートです。ユーザーはあるツイートが面白いと思ったら、ハッシュタグをクリックすることで似たようなツイートを探すことが可能になっています。
こんな感じです。ここでは「#心理学」でやっています。最近では、ハッシュタグよりも「タグ」と呼ばれることが多いですかね。
リツイートとは、発見したツイートを自分のフォロワーへ再度発信することを言います。そうすることで、ユーザーからユーザーへツイートが伝わっていくのです。
さらに、リツイートには2種類あります。
通常のリツイートと、引用リツイートです。リツイートはそのままの形でメッセージを流すことを言いますが、引用リツイートはそれに加えて自分の意見を書き足すことができます。
僕が見た限りでは、最近のツイッターではハッシュタグよりもリツイートによって話題が拡散している傾向があるように思います。
以上が基本の仕組みです。
そもそもの話ですが、 SNS はもともと人とコミュニケーションを取るためのツールです。 Twitter も例外ではありません。フォロワーを増やすことに注目しすぎず、人としっかりコミュニケーションをとることで「後からフォロワー数が増える」というイメージを持っておくと健全な運営が可能かと思います。
フォロワーを増やすとは、つまり自分をフォローしてくれている人を増やすことです。フォロワーが増えるとあなたが発言したときに届く人数が増えます。つまり、発信力や発言力が高まるのです。
最初はフォローしてくれている人数が少なく、小さな輪かもしれませんが、それを徐々に大きくしていきましょう。そうすることでたくさんの影響をまわりに及ぼすことができるようになります。
具体的な方法は先ほども登場した「タグ」を使う方法です。同じ興味を持った人に読んでもらうことができるので、フォローしてくれていない人にもツイートを見てもらえます。
しかし、最近はそこまでタグで広がっている感じはしません。チャレンジはしてみるべきですが、ご自身のやりたい内容のタグが果たして人気なのか一度検索してみる必要があるでしょう。
もう一つの方法はリツイートされることです。リツイートしてもらえると、相手のフォロワーへ自分のツイートが届くことになります。知り合いに奨められたものは気に入りやすい性質があるので、フォローしてもらえる確率も上がります。
僕はこちらをメインで狙っていくことにしました。
上の2つほどではありませんが、いいねされるのも一つの拡散方法です。Twitterは通知欄に「知り合いの〇〇さんがいいねしました」と紹介が流れたりもしますし、プロフィール画面からどんなものに「いいね」しているのかを見ることができます。
実際、今話題のPVマフィアさんに「いいね」を貰った際には、彼のファンが僕のところまで見に来ていました。この方法も微弱ではありますが、効果ありです。
イメージは掴めましたか? 勘の良い方なら「フォロワーが増えるほど、簡単にフォロワーが増える」ことに気がついたのでは無いでしょうか。
フォロワーが増えるということは、自分のことを気に入ってくれている人が増えているということ。そして、そんな人達に向けて彼らが「広めたくなるような」ツイートをすれば、彼らが勝手にリツイートしてあなたの宣伝をしてくれるのです。そのため、フォロワーの人数が多ければ多いほど広がる力は増していきます。
次からは、「ではどうすればリツイートしたくなるツイートを出せるのか?」に着目していきましょう。
人間に行動させるには「その気にさせる」のが一番効果的です。つまり、言い換えれば「人の欲」に沿った方法で攻めます。ここでは、心理学を用いて人の欲求に迫りたいと思います。
2008年のバス大学の研究によると、人間がSNSに夢中になる理由には以下の欲求があるそうです。なんと、SNSは科学的に研究されているんですよ。
他人が何をしているのか知りたい。という欲求。
離れたところにいる人と繋がりたい欲求。
出会いを求める欲求。
安全な場所から人の行動を観察して、安心感を得たい欲求。
自分の近況を発表したい欲求。
「自分こんな人間ですよー」という発信をしてアピールしたい欲求。
単純にキレイなものやかわいいものを見たいという欲求。
この中で、「やりやすいものはどれか?」「やって効果のあるものはなにか?」と考えたとき、もっとも効果があるのはアイデンティティシェアリングです。たとえば、ちょっとむずかしい知識・ためになる知識・マインドなどを発信することで、アイデンティティシェアリングを狙うことができます。
「少しの工夫で人生は前向きになるんだぜ」
みたいな内容はクサくて自分では書けませんが、他人が言っていたことならあまり抵抗感もなくシェア(リツイート)することができます。あくまで、自分が言っているわけではなく、発言者が言っている「てい」を取らせてあげるのです。
シェアした人間の心理としては「自分ってこんなことに賛同しちゃうような一面もあるんだよー」っていうアピールでもあるのです。この欲求をくすぐる必要があります。
その反対に、全く無意味なのが日記投稿です。
「今日は友達とディズニーに来てます! サイコー!」
なんてツイートは、拡散してもためにならないどころか「いらない情報を拡散してくるヤツ」とみなされてフォロー解除される可能性すらあります。シェアする場合も一緒です。
Twitterでフォロワーを増やそうと頑張ったとき、誰もが人気者の研究をします。しかし、そこで多くの人が間違えを犯します。その間違えがちなことの代表格が「芸能人を研究してしまう」ことです。
芸能人がプライベートで何をしているのかを生々しく見ることができて、友だちになったかのように感じられるのがSNSのいいところでもあります。しかし、勘違いしてはいけません。
彼らは人間自体にニーズがあります。
そのため「今日は髪を切りに来ましたー。似合ってるかなー?」なんてツイートをしてもいいのです。でも、あなたが芸能人でもない限り、こんなニーズは世の中にはありません。「誰もお前の前髪なんて気にしねーよ」そう思われるのがオチです。
このタイプは、欲求で触れた「バーチャル人間観察」や「社会的監視」に該当する部分です。このように、欲求のタイプに含まれていても、全ての欲求が使えるわけでは無いことに注意しましょう。
それでは、ここらからはより具体的に「よくリツイートやいいねを集めやすい投稿のタイプ」を紹介しましょう。
「簡単にゆで卵の殻を剥く方法」のような生活に役立つ小ネタはシェアされやすいです。「伊東家の食卓」っぽい内容だと思うといいかもしれませんね。
フェイスブックなどでよくある「〇〇性格診断の結果」みたいなやつです。自分の人格をみんなに知ってほしいという欲求が出ているわけですね。
よくある炎上系のツイートがこれにあたります。たとえば、政治系や男女格差系がわかりやすいかもしれませんね。「いやいや、それは違うんじゃないの?」って言いたくなってしまうタイプです。
炎上しないようなものでも、ついつい自分の意見を言いたくなるようなものがここに含まれます。
本や映画のレビューや考察。
特に、読むのが非常に難しいような分厚い本を要約してあげたツイートは為になるのでシェアされやすいです。
科学技術などのニュースや話題に触れたもの。GIGAZINEさんとかまさにこの内容ですよね。
ポジティブな内容はネガティブな内容に対して175%もツイートされやすい性質があることがわかっています。なぜなら、暗い「人生オワタ」みたいな内容よりも、「辛いことでもバネにしていこうぜ」みたいな内容の方がシェアしやすいからです。
「こいついっつも暗い内容シェアしてくるな」とは、誰も思われたくないですよね。そういうことです。
とは言うものの「胸張れよ! 前向けよ! 明日があるさ! オラオラ! ダァー!!!!」みたいなツイートってそんなにウケないじゃないですか?(笑)
そのため、ネガティブとポジティブの出し方にも工夫が必要です。
実は、人間はネガティブなことに反応しやすく、その傾向は夜ほど強くなります。よく、深夜にどんよりした気分になってしまったりするのはそのためです。そのため、ネガティブを適度に利用しつつポジティブな発言をする必要があります。
そのバランスや言い回しは僕も調整中なのですが、効果のあった一例をあげましょう。たとえばこのツイートはエンゲージメント率(ユーザーが反応してくれた割合)も4.9%とかなり高い数字が出ているものです。
最初、「嘘をつく」というネガティブな内容から入っていますね。もし、これがタイムラインにこれが流れてきたらちょっと読んでしまいませんか? これがネガティブの力です。そして、後半では「本当に好きになることが大切だよ」というポジティブなメッセージになっています。つまり
「ネガティブ→ポジティブ」
という流れが大切になります。つまり、ネガティブで気を引いて、最終的にはいい話に落としてあげるのです。この手の内容は実際多くの反応が得られます。
たとえば下記の2つのツイートが流れてきたらどうでしょう?
次はこれ
明らかに、上のツイートが目にとまるはず。
とくにTwitterはフロー型SNSなので、情報がどんどん流れていってしまいます。一日に数千通のメッセージが流れる中で目に留めてもらうには「広い面積」をしめていることがかなり大切です。おまけに文字をたくさん書くので、中に含まれる検索単語も豊富になります。SEO的な効果も少しですが見込めるというおまけがついています。ツイートを長く書かない手はないですよね。
繰り返しますが、投稿はものすごい数が流れています。よっぽどタイミングが合わない限り見落とされ、ツイートは流れていってしまいます。試しにTwitterを開いてタイムラインを読んでみてください。おそらく開いてから下にスクロールして、20〜30ツイート見れば多い方じゃないでしょうか?
そのため、一人の人間が多数ツイートしていてもほとんど気になりません。少なくとも、一日に10ツイートくらいは平気です。なんせ、見てもらえたとして1つか2つですから。
画像を入れるのもいい方法です。
効果は2つあって、一つには上でも説明した「面積」が稼げること。もう一つは「目立つ」こと。
コピーライティングの世界では、写真を入れると読んでもらえる確率が上がるのは常識です。Twitterでも写真を入れた場合非常に反応率が高くなります。
僕の場合はプロカメラマンということもあると思いますが、このツイートも11.3%のエンゲージメント率を出しています。画像を入れた場合はだいたい10%を超えるので、非常に強力な方法だと言えます。
リンクを入れるのも有効な方法です。見ているソフト(クライアント)によって画像が表示されないこともありますが、ほとんどの場合記事のサムネ画像(アイキャッチ画像)が表示されます。写真と同様に目を引くのでオススメな方法です。
自分がフォローする側に立って考えてみましょう。相手をフォローするときはどういう経路を通ってフォローするでしょうか? ほとんどの場合、下記のようになるはずです。
この流れです。ほとんどの場合、プロフィールからフォローをするはずです。つまり、ここでおかしなことを書いていたりするとフォローされなくなってしまいます。
プロフィールをしっかり書くことが重要なのです。
プロフィールを構成している内容は主に4つです。
それぞれ見ていきましょう。これは最終的に効果のあった、僕のプロフィールです。
画面上部のオレンジで文字が打ってある部分が「ヘッダー」です。
ヘッダー画像のサイズは「1500px×500px」です。自分で用意しましょう。フォトショップなどの画像編集ソフトがあれば簡単です。今は無料のものもたくさんあるので、持っていなければ試してみてもいいでしょう。GIMPなどが有名です。
スタイルは、僕のように文字を入れている場合もありますし、写真の場合もあります。どちらがいいということではなく、「いかに興味が惹けるか?」というポイントに注目しましょう。
面積が大きく取れる部分なので、まず目に飛び込んで来る箇所でもあります。
僕の顔写真が入っている部分です。Twitterはアイコン画像が丸型なので、丸枠を用意してもいいでしょう。ヘッダーと同じくフォトショップで作成する他、写真加工アプリで編集することもできます。LINEカメラは丸枠もあるので、お手軽だと思います。
アイコンは常に見えているものなので、ツイートを見てもらったタイミングで見てもらうことができます。「ちゃんと活動してる雰囲気」が出せれば興味が惹けるでしょう。顔出しするかどうかは難しいですが、僕のようにビジネスでも利用する場合は顔がわかったほうが安心感を提供できます。もちろん、抵抗のある内容だとおもうので無理はしないで大丈夫。イラストなどにしてもいいでしょう。
イラストを書いてくれる人に依頼する方法もあります。最近では、堀 理穂@お絵かきさんがイラスト活動されているのでオススメです。
アプリのアイコンなども出されていて活躍中の方です。
大きな声では言えませんが、僕はそんなにいい写真がなかったんです。(カメラマンなのに 笑)まあ、写真は今度友人のカメラマンに撮ってもらおうと思っています。
実は、丸枠はそれが理由でつけているんです。調べてみたところ、最近(2018年7月)のインフルエンサー達はInstagramのようなグラデーションの枠を利用する傾向があるので、「ちゃんと活動している人」のイメージにできるかと思い、枠を自作しました。
みんなが持っている印象を予想するのも、大切なことです。
実際変えてから反応がいいです。また、複数のSNSをやっている場合、同じアイコンを使ったほうがいいでしょう。ユーザーから「同じ人だ」と認識してもらえます。
プロフィール文もツイートと同様、文字制限があります。限られた文字数の中で伝えたい内容を書きましょう。
大切なのは
ということです。
文字数が少ないので、自分について詳細に語ることは難しいと思います。ですが、ここで肝心なことは「相手に興味を抱かせる工夫」です。肩書よりも「どんな活動をしているか?」を書くと興味が引きやすいでしょう。
たとえば
といった感じ。「すげーな」って思わせられると非常にいいと思います。
一方、僕は肩書を書いていますが、肩書から「一般的なイメージ」を連想できるものはそれでもいいと思います。ただ、その場合は「ギャップ」を意識しましょう。
という部分がギャップになっています。
おそらく、チャレンジしてもすぐには書けないと思います。時間をかけてでも、自分の特徴や特技をいろいろ書き出してみて研究してみましょう。奇をてらいすぎると意味不明になりますし、逆に興味が削がれます。後で説明するペルソナと合わせて、徐々に磨いていく感じが良いと思いますよ。
固定ツイートは、ツイート欄のはじめに常に表示されるツイートのことです。今まで説明したヘッダー・プロフィール写真・プロフィール文と合わせて利用しましょう。これでも合わせて500〜600文字程度なので、内容はかなり吟味しないといけません。
いろいろ試してみましたが、現在効果が高いパターンとして下記の二種類があるようです。
僕は両方試しましたが、サイトへのリンクを貼ったほうが効果が高かったので、今はこの形にしています。短縮リンクを使用するのは少しでも文字数を減らすためです。リンクも文字数に含まれるので、長いURLは文字数を圧迫します。
このようなリンクを使って自分のサイトへジャンプさせる方法を取った場合、「ジャンプした先からTwitterへ戻ってもらわないとフォローしてもらえません」。
これは実際に僕のサイトのプロフィール最下部に用意しているボタンです。
どんなに良いプロフィールコンテンツが用意できていても、そのままブラウザを閉じられてしまっては効果がありません。サイトからTwitterへ戻れるようなリンクを用意したり、ワードプレスを利用しているなら、サイトから直接フォローできるようなボタンを用意しておくと効果が高いでしょう。コツは「行動に『戻る』ボタンの操作を含ませない」ことです。
クリックが止まらないような、流れる導線を描くことをクリックストリームといいます。意識してみましょう。
ペルソナとは仮面を意味する単語で、言ってみれば「理想的なお客様の像」のことです。
マーケティングなど、計画的に商売をする場合、必ず設定するものです。たとえば下記のような特徴を設定したりします。
といった感じ。ペルソナを設定することで「どんな内容をどんなタイミングで出せばいいのか」がわかります。たとえば、今の男性像ならば、通勤時間に携帯を開く可能性が高いのでTwitterの投稿時間をそこに合わせて設定したりします。全く見てもらえない、全く購入してもらえないところに商品を置いても意味がないので、ペルソナの設定は非常に重要なものです。
しかし、ペルソナはなかなか設定しにくいですから、ここで一つ僕なりのコツを紹介します。
それは
「実在する知り合いから、余計な要素を引き算したもの」
です。
先ほどの男性像のように要素を積み上げるのではなく、実在の人物から余計な要素を引いて考えると楽です。たとえば親しい友人がいいでしょう。Twitterならば、親しい友人に「なんて声をかけるか?」「どういうアドバイスをするのか?」を考えてツイートしてみてください。
「引き算する」と説明したのは、一般的でない部分にアプローチしても効果がないからです。たとえば、ビジネスマインドのコツを知りたい友人にアドバイスするイメージでも、実際の友人は極度の「アイドルオタク」かもしれませんよね。だから、実在の友人に話すときは「AKBで例えるなら〜〜」とかやってしまいそうです。ですが、それは一般的な内容か? と疑問を持って欲しいのです。
ペルソナを設定して、自分のツイートしたい内容を考えても、「そもそもそのターゲットがTwitterにいなければ意味がありません」。Twitterのトレンドページや、自分が発信したい内容でどれくらいのユーザーが動いているかをここで一度確認しておきましょう。
僕の場合、実は結婚式の写真を注文してほしくて始めたアカウントだったんです。しかしTwitterにはその予備軍的な存在や、検索ニーズがあまりないことがわかりました。具体的には「#プレ花嫁」や「#結婚準備」という内容でつぶやきやユーザーがいるのか調査しました。でも、いなかったんですよね。そのため、その部分はInstagramにまかせて、Twitterでは「自分のファンを作る」方向へシフトした経緯があります。
Twitterはある程度継続しないと効果がありませんし、回数もツイートしなくてはいけないのは、ここまで説明したとおりです。
つまり、そもそも自分に熱意があるような内容でなくては続きません。ちょっとした小銭稼ぎが目的で「楽して稼ごう」という発想だとキツイと思います。長い目でみて、コミュニケーションを楽しみながらアクティブなファンを増やしていけるようなコンテンツにするべきだと思います。
これくらい組み立てられたなら、テストをしましょう。アカウントを公開し、実際にツイートしてみてください。絶対に最初はうまくいきません。そう思っておいてください。
でも、大丈夫です。少しずつ修正していけばいいのですから。特に、「やってみてわかった」的な内容もたくさんあります。自分がどんな内容をツイートしやすいのか、キャラ設定はどれくらいがいいのか、等は試してみないとわかりません。
失敗しても大丈夫です。なんといっても、フロー型なので失敗もどんどん流れてしまいます。気楽にやってみましょう。
変更のタイミングは1週間くらいを目安にしてみるといいでしょう。
なぜなら、多くの人は一週間単位で行動しているためです。生活サイクルによって「水曜は反応しない内容だけど、木曜なら反応する」というような現象もあるからです。なので、一日試してダメなら変えるというのは少し気が早いかもしれません。
もちろん、明らかに悪い原因が見つかったならすぐに対応しましょう。
Twitterでたくさんのフォロワーがいる人は口をそろえて言います。
「1000人までが大変だ」と。
拡散力は雪だるま式に大きくなるので、ある程度の人数を超えないと思ったように広がりません。そのボーダーラインが1000人だと言われています。最初はとにかく反応がないので大変なのです。
じゃあ、最初はどうすればいいんだよ! と思いますよね。それをここからお話します。
実際に、僕が試してみた内容も合わせて紹介していきましょう。とにかく、最初に反応してくれる人間を集めなくてはいけません。
インフルエンサーとは、たくさんのフォロワーを持っていて高い発信力を備えた人のことです。有名どころでは「イケハヤ」さんとか「はあちゅう」さんが該当します。要するにTwitterで有名な人ですね。
まずは、「いちばん有名な人たちにリツイートしてもらえれば広がるんじゃないか?」という考えで、やってみました。
ただ、もちろん、その場合には属性を考えましょう。インフルエンサーには「そのインフルエンサーのファン」がいて、リツイートされれば彼らに読んでもらうことになります。適当にやるのは彼らに失礼でもあります。あくまで、丁寧にやることです。
もっとも、ここで適当な相手にチャレンジしてもダメです。たとえば、僕は「フリーランスが生活を良くしながら仕事も充実させる」みたいな内容でつぶやいています。なので、「かわいさで売っているアイドル」にリツイートしてもらってもターゲット層として合っていません。
あくまで、自分が興味を持てる内容でいきましょう。
僕は何人かのインフルエンサーに絡んでみました。
方法は
という方法です。
彼らも自分のコンテンツを広めたいので、気に入ってもらえれば本人からリツイートしてもらえたりすると考えたのです。
実際、いくつかはリツイートしてもらえました。
これはインプレッション数のグラフです。
Twitterはアナリティクスといって、こういうデータが見られる機能があるので、ぜひ登録して使ってください。無料です。インプレッション数というのは「ツイートが見られた回数」のことです。
二箇所、すごく高い場所がありますよね。ここがインフルエンサーにリツイートしてもらえたタイミングです。さすがの数字というか、ほんとに強力な力を持っているんだなぁ、って感じです。
ですが、これだけ見てもらえても、それぞれのタイミングでフォロワーは3人くらいずつしか増えませんでした。
そこで、仮説を立てました。
これだけのインプレッション数があるということは、本人たちにはとんでもない数の通知が来ているはずです。つまり、見落とされてしまったり、流れてしまっている可能性が非常に高いと予想できます。
さらに、やはり属性が違うというか、インプレッションしてくれた方へ「僕に興味をもたせる」というところまで持っていくのは難しいのです。
まあ、当たり前の話ではあります。いろいろフォロワーの人数やスタイルの違う人にチャレンジしてみましたが、そこまでの効果はありませんでした。
そこで、視点を変えてみました。
自分と同じように「これから影響力を大きくしたい」と思っている人に関わるようにしたのです。
結論から言えば、それが正解でした。
ここで言うビギナーとは、500人以下のフォロワーを持っているユーザーを想定しています。最近アカウントを開設した。もしくは、最近本腰を入れ始めたアカウントです。この人数であれば、フォロワー増加や自分のツイートに対する反応を熱心に観察している可能性が高いと予想しました。
事実、この予想は当たっていました。この施策を打った直後からフォロワーの増加はペースをあげ、8月の頭には100人を突破できています。
ところで、100人を達成してみて実感しましたが、たしかに「〇〇人突破記念イベント」みたいなイベントはやりたくなりますね。実際、そのようなイベントを開催しているユーザーはそこそこの人数います。
そういうイベントに参加してみましょう。
アクティブで、自分に対しても関心を持ってくれるような仲間が集まりやすいです。
肝心なことは、ただイベントに乗っかるだけではなく、「情熱をもって活動している」仲間を見つけることです。僕は人数よりも、強力さが大切なのだと学びました。
一つだけ、コツを紹介しておきましょう。
それは、「相手の意見を補強すること」です。たとえば、自分のツイートを引用リツイートしてくれた人がいても、反対意見を出してくる場合はいい気分ではありません。更にリツイートしようとは思いませんよね(例外はいるかもしれませんが)。
常に「相手がしてほしいことはなんだろう?」と考えることです。もちろん、上っ面だけではダメです。自分の意見が本当に一致するときだけやるべきです。でないと、結局集まる人間の属性があなたの欲しいタイプから遠くなるだけです。
忘れないでください。僕たちは「発信力・拡散力・ファンを得るため」の手段として「フォロワーを増やす」ということをしているのです。フォロワーをただひたすら増やすことが目的ではありません。ある程度増やさないと見つけてもらえないとはいえ、増やすことの快感に目的を奪われないように注意すべきです。
相手のプロフィールを開くと「返信とツイート」という欄があります。ここは意外に重要です。「どんな返信をしているのか?」「どんな投稿に反応しやすいのか?」「反応しやすいタイプなのか?」ということがわかります。
最初のうちはどんな内容で反応が多くなるのかもわかりません。リアルな反応をみて、研究するといいでしょう。
「フォロバ狙いのユーザー」は避けるべきですが、本当に意見が合う相手なら積極的にフォローしましょう。
意義のある相互フォローになり、非常に強力です。
なにより、自分がフォローするときの心境がわかります。フォローする人間の心理がわからなくては、フォロワーは増やせません。自分がどんなユーザーのどこに惹かれたのかを研究することで、必ずいいフィードバックがありますよ。
少しでも反応がもらえるようになったら、「いつ通知が多く来るのか?」に着目してみましょう。
いいね・リツイート・返信(リプライ)をもらえているということは、「その時間帯に自分の狙っている属性の人たちが活動している」という証拠でもあります。
ただし、Twitterの「〇〇さんがツイートしました」という通知は、時間帯をあえてずらして通知してくるので注意が必要です。
新しい投稿をするのであれば、そのような「たくさん見てもらえる時間帯」を狙って投稿したほうがいいのです。実際に僕が多く反応をもらえる時間を書いておきますね。(あなたのターゲットとは違う可能性があります)
朝はやはりこの時間です。電車移動の途中で見てくれる場合が多いのでしょう。
昼休みに見てもらえると思っていたので、最初は12時くらいを狙っていました。しかし、実際に始めてみると意外にもそれより少し遅いタイミングでピークが来ることがわかりました。
夜はかなり幅があります。曜日によっても違いそうですね。波があるとしたら、7時近辺・9時近辺・11時近辺で盛り上がりがあるような感触です。
このあたりは自分で少しずつ時間をずらしながら確認するしかありません。
上で紹介した時間帯は比較的「ありがち」な時間です。ですが、それ以外のタイミングにヒントがある可能性もあります。たとえば、深夜にツイートしてみたら意外と反応があるかもしれません。最初のうちは比較的色々なタイミングで発信してみてチェックしてみましょう。
Twitterには、イラストを書いている人や、アニメ・ゲームファンがたくさんいます。そのため、アニメ関連のワードがトレンドに上がることも少なくありません。自分のジャンルに関係があれば、少し絡めて発言してみるのもいいでしょう。
日記投稿は無意味であれば避けるべきですが、有用な場合もあります。
それは、あなたの「人間味を感じさせる」内容です。最近はbot(自動でツイートするシステム)等も増えていますし、簡単な返信なら自動でやってくれるようなものも出ています。つまり、ユーザーからはあなたが人間なのか、それともAIのようなものなのかがわかりません。
そこで、ある程度の人間味を出すことも大切になってきます。僕の内容であれば「仕事効率化のために早起きを心がけていたけど、今日は寝坊してしまった。明日からまた頑張りたい・・・できたら(笑)」みたいな内容をたまに挟むことで、生きた人間が書いていることを伝えることができます。
親近感がわきますよね。
アナリティクスには、プロフィールに行ってくれた人の数も記録されています。
「何人来ていて、そのうちどれくらいがフォローしてくれたか」
を確認しましょう。反応率がわかります。
フォロワーが増えないなら、反応率を見ながら少しずつプロフィールの内容を変えていきましょう。言い回しや、書き方、見やすさ、読みやすさ等、たくさんの要素がからんでいます。見てくれているのに、フォローしてくれないということは、途中で「離脱」しているのです。
言い換えれば「興味を持ったのに、フォローボタンを押させない邪魔をする要素」があったということです。
正直に告白すると、僕もやらかしました。僕はもともとたくさんの話題に興味があるため、Twitterでもたくさんのジャンルで話がしたいと思っています。心理学・科学・マーケティング・料理・便利グッズ・生活術などなど、僕の興味は雑多なのです。
しかし、これをそのまま書いてしまうとどうでしょう?
「なにやってる奴なのかわからない。」
「あー、Twitterによくいるよね。そんな人。」
という感じの内容になってしまうのです。
これではフォローしませんよね。少し専門的な言い方をすると、プロフィール文章は「セールスコピーライティング」です。商品を欲している人に魅力を伝え、買ってもらう文章と同じなんです。
セールスコピーライティングでは「たった一人に向かって書く」「100人の中の一人に向かって書く」といった考えが重要です。
具体的には
「みんなー、買ってー!」
ではなく、
「そこの青いスーツを着て、会社帰りの、ちょっと疲れたあなた。そう、上司に今日も怒られてうなだれながら帰りの電車に乗っている、あなたです。あなたにバッチリな疲労回復の商品があります。」
のような書き方をすると売れます。「えっ? 俺のこと?」ってなるわけですね。
つまり、ここでまたペルソナが大切になってくるのです。あなたが設定したペルソナに「まるで自分に向かって用意されたアカウントだ」と思ってもらえることが大切です。
いかがでしょう。いまのところ僕が試した施策をいろいろ紹介して、効果的と思われる手法をおすすめしてみました。
便宜上、順番は前後したりしましたが、わかっていただけたのではないでしょうか。
僕自身、まだ探っていたり、試している内容がある身です。今後も引き続きいろいろ調査して見るので、わかったら記事やnoteにしてみたいと思います。
【追記】当記事ではたくさん理論を紹介しました。でも『多すぎてわからん!』って初心者の方も多いはず。というわけで初心者がやるべき3つの行動を記事にしました。よかったらどうぞ。
テクニックじゃなくて、心構えや長期視点は下記の記事がオススメ。
【追記2】データをとりながらnoteも書いてます👇
数字が見られるのはメリットかと思います。今ではフォロワー425人。参考になれば幸いです。
ツイッターでは心理学や科学論文に基づいた情報を発信してます! Follow @KOBATONE_PHOTO
では、また会いましょう。
KOBATONE 小林嘉明
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初めまして、Yukiと言います。
最近やっとツイッター、Youtubeを始めたところで、まだチンプンカンプンです。
こちらにお邪魔したところ、とにか丁寧な内容で感動しております。
まだまだ慣れるには時間がかかりそうですが、じっくりとまたこちらでも勉強させていただきながら、なんとか頑張りたいと思います。
どうもありがとうございました。
Yukiさん、ありがとうございます!
たくさん書いてあるので無理のない範囲からチャレンジしてみると良きかと思います!
頑張ってくださいね!