Categories: ブログ運営

あなたの技術でお金を稼ぐために知っておきたい「マネタイズ」入門|全体像

ネットで稼げるらしい。

自分の知識や技術で稼いでみたい。

わからないけど、とりあえずブログを始めてみた

あなたは今、そんな状態ではないでしょうか? 最近ではネットで稼いでいる人も少なくありません。SNSでもよく稼いでる(らしい)人を見かけますよね。でも、実際どうやったら技術や知識をお金にできるのでしょう? 今回は、入門編ということでお金を稼ぐ方法の種類や、押さえておきたい考え方に焦点を合わせてお伝えします。

ネットでお金を稼ぐ方法は2種類だけ

ネットでお金を稼ぐノウハウはたくさんあります。しかし、大まかに分けると2つの方法しかありません。

  • 広告収入
  • 商品の販売

この2つだけです。それぞれ解説しましょう。

もっと大きな概念から知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

広告収入とは

広告収入とは「他人の商品を宣伝して得られるお金」のことを言います。

  • アフィリエイト
  • アドセンス

主にこの2つのことを指します。たぶん、名前は聞いたことがありますよね? Twitterなどで「ネットで稼ぐ」と言われている方法のほとんどがこの広告収入にあたります。

アフィリエイトのしくみ

一言で表すと「紹介料」のことです。

たとえば、あなたが買ったフライパンがすごく良くて、誰かにおすすめしてあげたいくらいだとします。それくらい「いいもの」なら、ブログで紹介すれば、読者に買ってもらえる可能性がありますよね?

そして実際にブログを読んだ人が購入してくれた場合、フライパンを売っている会社に代金が入ります。

さて、ここで視点を変えると、あなたはフライパンを売っている会社の代わりに「宣伝」や「広告」をしたと見ることができます。ご存知の通り、口コミは強力な効果を持っているので、ブログで宣伝してもらえた商品は実際かなり売れます。

そのため、販売会社は「多少お金を払ってでもブログで紹介して欲しい」と考えるわけです。数が売れたほうが儲かりますからね。

そこで、「紹介料として販売の売上の一部をブログを書いてくれた人にあげる」システムができました。そうすれば、ブログを書く側は「お金がもらえるので積極的に紹介する」ことになりますし、販売会社はたくさん売れて嬉しい。win-winのしくみです。

アフィリエイトは嫌われている?

アフィリエイトと聴いて、良くない印象を持っている人もいると思います。ネット上では「アフィカス」なんてスラングもあるくらいで、アフィリエイターは嫌われる風潮があります。あなたも「アフィリエイト=よくないこと」くらいのモヤッとした印象をもっていませんか? 心あたりがあるかもしれませんね。さて、なぜアフィリエイター(アフィリエイトする人)は嫌われるのでしょうか?

それは、この仕組みを悪用して稼ぐ人がいるからです。

この仕組であれば、実際にはたいして良くないものでも、「オススメする技術」が高ければ売り上げを立てることができます。たとえば有名な芸能人や、文章力のある人がこの仕組みを利用して荒稼ぎをすることが可能です。また、ネット上には儲けることを嫌う人たちがいるので、そういったニーズとマッチしてしまい、アフィリエイターは嫌われています。

そう、悪いのは悪用する人です。本当にいいものをおすすめする場合、アフィリエイトは悪いことではないのです

アドセンスとは?

アドセンスとは主に「Googleアドセンス」のことをいいます。あなたもサイト上に広告が貼られているのを見たことありませんか? たとえばこのサイトもサイドバーや記事の上下に広告があると思います。この広告もGoogleアドセンスを利用しています。

Googleアドセンスも広告を出したい人とお客さんを結びつけるサービスです。Googleは「どんなサイトにどんな人が行くのか?」を測定しており、「どこにどんな種類の広告を出せば良いのか?」「最も効率が良いのか?」といった情報を研究しています。

たとえば、この記事に載せて効果の高い広告を考えてみましょう。この記事は「ブログに興味がある人」「フリーランス」といった方が見に来る内容です。ブログに興味がある人を対象にするのであれば、レンタルサーバーの広告などを掲載すると効果が高いのは予想がつきますよね?

そしてちらっと目に入った広告から、「あ、そういえばサーバー借りたかったんだ」という具合に、お客様が広告主のサービスに足を運ぶわけです。この広告も非常に効果が高いので、広告主になる企業や事業主はたくさんいます。彼らは自分の商品を宣伝するためにGoogleと僕たちサイト運営者に広告費を支払ってくれるのです。

アドセンスとアフィリエイトの違い

アドセンスとアフィリエイトよく似ています。僕もはじめの頃よくわかりませんでした。ここで改めて整理しておきましょう。

アドセンスはGoogleが載せる広告を決定する権利があります。僕たちは「ブログのどこに広告を載せるのか?」という場所だけGoogleへ指示をします。あとはGoogleが自動的に広告内容を決定します。

アフィリエイトは宣伝したい商品を自分で決定します。そのため載せる広告は自分で選ぶことができます。これが大きな違いです。

商品の販売で稼ぐ方法

サイトを利用して自社の商品を宣伝し、販売する手法もあります。有名どころでは、「ほぼ日刊イトイ新聞」がこのスタイルです。

実際にサイトを見ていただければ分かりますが、ほぼ日刊イトイ新聞のサイトには一切広告がありません。彼らが広告しているのは自社の商品やサービスのみです。つまり、他人の製品をお勧めしてお金を稼ぐアフィリエイトとは異なり、自社の商品をサイトで宣伝し、自社の商品を販売しているのです。

売上を上げる仕組みがいろいろ使える

ワードプレスを使ったサイト構築であれば、ワードプレスと連動してより高い収益をあげられる仕組みが日々登場しています。たとえば、プラグインを使用して顧客リストを自動で管理したり、その顧客リストに対してセールスのメールを送ることもできます。もちろん、セールスではなく信頼関係構築のための内容でもOKです。

これらの仕組みの多くは、あなたの商品ラインナップを大幅に増やさずとも収益をアップさせる力をもっているので、非常に強力です。自分でサイトを持っていないとこのあたりはいじることができないので、自前でサイトを持っている大きな強みと言えるでしょう。

アフィリエイトと自社商品、どちらがより稼げるのか?

アフィリエイトと自社商品の販売はどちらが儲かるのか? これはあなたも知りたいところでしょう。

結論から言えば、自分のサービスや商品を持っている場合、自社商品の方が儲けが大きいです。

アフィリエイトの収入はアクセス数に比例する

アフィリエイトは1アクセスあたり1円〜2円という場合も多く、アクセス数が大きくならないと稼げない傾向にあります。逆を言えばアクセス数さえあればアフィリエイトやアドセンスは稼ぐことが可能です。

広告をクリックする数は「確率」で捉えることができます。たとえば「1%の人がクリックする」と広告であれば、100人がサイトに来た場合、1人の人が広告をクリックしてくれるはずです。そのまま比例して、百万人の人が来れば一万人がクリックしてくれるということです。仮に1クリック1円だったとしても百万人の人が見てくれるサイトであれば、一万円稼ぐことが可能ということです。

自社商品は一回で高額な商品を売ることができる

それに対して、自社商品は「一回10万円のサービス」「一つで5万円の商品」などを販売するのも可能です。つまり、最適なお客様にサイトを見てもらうことさえできれば、アクセスがあまりなくても販売することが可能です。そして販売1回あたりの収益が非常に高いので、アクセスを育てる手間がアフィリエイトよりも小さいといえます。

これは言い換えれば、サイトによって適材適所が違うともいえます。たとえば、あなたの運営するブログがPV数を稼ぎやすいようなメジャーなジャンルのサイトであればアフィリエイトで稼ぐことも十分に可能です。反対に少しマニアックで専門的な分野であれば自社商品を販売した方がより簡単に稼ぐことができます。

必要になる能力はどちらも一緒

広告収入を得るにしろ自社商品を販売するにしろ、必要となる能力は一緒です。ウェブサイトを使ってたくさんの人に記事を見てもらい、そこからアフィリエイトをするのか、自社商品を販売するのかという2つのルートが存在するだけです。

アフィリエイトと自社商品を同時に行うこともできる

アフィリエイトと自社商品の販売は同時に行うことも可能です。自社商品を販売しているサイトでアフィリエイト広告を出せば良いだけなのです。両方から収益を得ることができるので、たくさん稼げる可能性はあります。しかし、デメリットも存在します。

広告貼りまくりは品位が下がる

とりあえずでも載せておけば収入に繋がるのに、広告を載せないサイトもあります。なぜなら、広告を載せているとサイトの品位が低く見える問題がある為です。たしかに、広告だらけで見づらいサイトはそれだけで見る気がなくなりますよね?  売っている商品のイメージによっては広告なしの方が良いことも多いでしょう。

自由なことが書けなくなる

アフィリエイトで商品を売る場合、販売主のデメリットになるようなことは書くことができません。レビューや批評であれば可能ですが、線引きが難しいところです。
仮に自社商品と同じ分野でアフィリエイトする場合、どうしてもその内容に踏み込まねばなりません。商品によってはその時に発言の自由性が失われる可能性があります。

アフィリエイトのサービスによってはきちんと規定がある場合もあります。

最も儲かる自社販売の仕組みを作る

まず大切な事は「方法を自分で考えてはいけない」ということ。

マーケティングの世界では、過去に取られたデータをもとに、先駆者たちがたくさんの実証実験を行っています。そのため、非常に効率の高いビジネスモデルが既に作られているのです。まずは最も収益性の高いモデルを勉強し、なるべく真似するところから始めることが大切です。

アフィリエイターに学べ

アフィリエイターは、世間では見下されています。しかし、彼らの持っている技術は素晴らしいものがあります。先に述べた通り、彼らの収益はPV数にかかっています。つまりPVを稼ぐための技術に生活がかかっているのです。自分の生活をかけて磨いている技術は必然的にレベルが高くなりますよね。PVを稼ぐ技術はアフィリエイターから学べば効率良く学べると言うことです。

情報商材屋から学べ

同じように情報商材を売っている人々も世間的には嫌われています。情報商材とは、自己啓発やビジネス手法の知識を販売している形態のことです。彼らは胡散臭い商売をしていると思われているのです。しかし、情報商材屋さんは収益性の高いビジネスをするプロです。一度商品をネット上に配置したら、後は自動的にお金が入り続ける仕組みを作るプロなのです。つまり効率的なシステム作りは情報商材の手法を取り入れることで構築するのが最もオススメです。

最も効率的な自社商品の3つの特徴

アフィリエイターや情報商材屋さんから学べる点はたくさんありますが、商品の形態を決める際に特徴となる点は3つだけです。

  • 無形であること
  • 人的労力のかからないもの
  • 自動化できること

「無形」はあらゆるコストを下げる

たとえば、あなたがアクセサリーを作って販売している場合、そのアクセサリーを販売するためには材料を確保する必要があります。材料はある程度在庫として持たねばならないので、「管理コスト」が発生します。

個人で商売をしているのであれば、部屋の一角に材料を置くことになりますから、家賃の一部を持っていかれていることになります。さらに、販売された後も「配送時のコスト」があります。配送するためには梱包するための資材緩衝材伝票配送業者への手配など、様々な労力・費用がかかります。商品によっては検品等が必要な場合もあるでしょう。

つまり、形があるだけでものすごく手間なのです。

しかし、それに比べてデジタルコンテンツはどうでしょう? デジタルコンテンツはネット上で配信すれば「ダウンロード」で対応することが可能なので、配送の手間がかかりません。検品もする必要がありません。おまけにコピーで制作することができるので、数量はいくらでも作ることが可能です。

これらの点から、なるべく商品は無形にするべきです。

たとえ、あなたの扱っている商品の全てを無形にできずとも、一部だけでも無形にすることができれば、商売にかかるコストがぐっと下がることになります。

人的労力はできるだけ下げよう

あなた自身が体動かして対応しなければならない商売には慎重になるべきです。なぜなら、あなたが稼ぐことのできる金額に上限ができてしまうからです。

たとえば、お客様に丸一日時間をかけて提供するサービスを行う場合、1日で稼げる金額は販売価格で頭打ちになってしまいます。これを1週間、1ヵ月、1年のスパンで見たとき、稼げる金額の上限が定められてしまいます。

また、僕たちの集中力は限られています。深い集中状態は、世界トップのバイオリニストですら1日のうち4時間しか持たないそうです。クリエイティブな仕事には集中力が必要です。クリエイティブな仕事を続けるのであれば、いかに自分の時間を開け、その時間を使って新しいことができるかにかかっています。

さらに言えば、余暇を楽しむことも人生には必要です。仲間と食事を楽しんだり、家族サービスをしたり、旅に出かけたり、新しい出会いをしたり、そういった体験を積み重ねることで僕たちの人生は豊かになります。新しいインプットを得て、またいいアイデアを出しましょう。いいアイデアはリラックス状態のときに出やすいという研究もありますから、余暇を楽しむことは非常に重要です。

自分が動かずに済む方法を探しましょう。もちろん、最低限やらなくてはならないことや、人がやったほうが印象の良い商売もあります。しかし、自分がやっている内容の中には「自分でやる必要のないこと」が含まれていることが多いのです。頭を柔らかくして、一度作業内容を見直してみましょう。

今は自動化がしやすい時代

勝手にものが売れる仕組みを作りましょう。

たとえば、サイトはそれだけでも優れた仕組みです。あなたの商品の紹介をサイト上で行うことで、お客様はあなたの商品を知ることができます。昔であれば、営業や接客を行い伝えていた内容でも、現在はネットを利用して無人で伝えることが可能です。さらに、今はサイトと連動して自動化をするためのツールがいろいろ揃っています。これらをうまく組み合わせることで勝手に売れていく仕組みを作ることができるのです。

サイト以外の方法「プラットフォーム」を利用する

ここまで、広告収入と自社販売の違い、そしてそれを元にした設計について紹介してきました。しかし、ここで問題があります。サイトは育てるのに時間がかかるという点です。

あなたが頑張ってサイトを構築しても、すぐに効果は現れません。ゆっくりと徐々に成果が出てきます。これは仕組み上仕方のないことです。しかしながら成長を待っていられない場合も多いでしょう。そこで、利用できるのが「プラットフォーム」です。

プラットフォームとしてわかりやすいのがAmazonです。アマゾンに出品している多くの製品は、アマゾンが製造しているものではありません。たとえば、ダイソンの掃除機はダイソンの公式サイトから買うこともできますが、Amazonから買うこともできます。これはダイソンがアマゾンに利用料を収めて販売の代行をしてもらっているのです。

なぜそんなことをするのでしょう?

答えは簡単です。「売れるから」。

思い出してみてください。気になる商品でGoogle検索をかけるとトップに出てくるサイトはなんですか? そう、Amazonですよね。つまりAmazonはサイトのパワーがめちゃくちゃ強いんです。それならば、頑張ってサイトを育てなくてもAmazonに置いてもらえれば簡単に売上を立てることができます。これがプラットフォームの力です。プラットフォームはマーケットプレイスと言われることもあります。Amazonであればこの呼び方がしっくり来るかもしれませんね。

プラットフォームにはどんなものがあるか

具体的にプラットフォームにはどんなものがあるのか紹介しましょう。

  • 知識やノウハウを動画で販売する「Udemy」
  • 文章、動画、写真などを販売する「note」
  • 得意分野を販売する「ココナラ」
  • 手芸品や手作りのアイテム販売の「ミンネ」

このあたりが有名でしょう。最近はどんどん新しいサービスが登場してきています。一度覗いてみましょう。

プラットフォームのメリット・デメリット

メリット

プラットフォームのメリットはとにかく簡単なことです。コンテンツさえ用意すれば向こうが勝手に売ってくれます。サイトを育てる必要もありません。

デメリット

デメリットは、自由が利かないことです。必ず定められたラインの製品しか置くことができませんし、価格も規制があったりします。また、不適格だと判断された場合、突然のアカウントの停止や、商品の削除があったりします。これは突然収入がゼロになるということですから、なかなか厳しい話ですよね。

価格にマージンが乗ることも忘れてはいけません。販売の代行をしている分のお金を払う必要があります。一例として、Udemyは66%がマージンとして取られます。

これを高いと見るか安いと見るかで判断が変わってくるでしょう。しっかりと手数料は調べてから利用しましょう。

まとめ:稼ぐ仕組みを理解して、そこから逆算してビジネスモデルを決めよう

いかがでしょう? 初めて知る内容も多かったのではないでしょうか。自身のブランド構築や、サイトの成長には時間がかかります。育ててから方向性の間違いに気づくのは避けたいところですよね。

今回の話をもとに、ビジネスの利益構造を全体的に描き、ビジネスを組み立ててみてください。

応援しています。

KOBATONE 小林嘉明

追伸:すでに商品がある場合、あなたの商品はそのままでも今回の仕組みを理解すれば収益を上げることができます。

yoshiaki-kobayashi

Share
Published by
yoshiaki-kobayashi

This website uses cookies.