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stand.fmメンバーシップの使い方と戦略考えてみた

こんにちは。小林嘉明です。

2021年10月14日からスタンドFMでメンバーシップが開始しました。結構大きな話題で、スタンドFM内でも話題になっています。

そこで今回は、メンバーシップを始めるべきなのか、スタンドFMは今後どうなるのか、発信スタイルをどうしていくべきかをまとめていきますね。

考察込みでお伝えしますので、参考まで。

メンバーシップは稼げるの?

『メンバーシップは稼げるのか?』

みんなが気になっているポイントだと思います。引っ張っても仕方がありませんので、いきなり答えちゃいますね。

『稼ぐことができる。しかし、ほとんどの人が間違える』

これが僕の答えです。

「どういうことだ?」と思うと思いますので、ちゃんと解説していきますね。

理由を理解するために3つのポイントにまとめようと思います。

  1. stand.fmの状況
  2. stand.fmのマネタイズ方法
  3. とるべき戦略

では、順に見ていきましょう。

stand.fmの状況

まずはstand.fmの“運営”から。

「まどろっこしい!」と感じる人もいるでしょうが、これはとても大切なこと。stand.fm側が『こんな場にしたい』と思っているなら、その内容に沿った人にチャンスが来ることは言うまでもありません。

なので、stand.fmの状況や方針を知る事はとても大切なんです。

スタエフの資金源

まず、運営サイドにはこれといった“収入源”がありませんでした。

stand.fmでは広告が流れてくる事は無いため、スポンサーからの収入はありません。つまり、収入源は私たちユーザの“課金”がほとんどのはず。

今回のメンバーシップ制度導入以前で考えれば、ライブ配信でのプレゼント購入ぐらいしか課金機能はないんです。(SPPメンバーシップを除く)

しかしながら、当然stand.fmも企業です。稼がなくては立ち行きません。

そこで今後は広告や課金機能をリリースしていくと考えられます。

広告に必要なスタープレイヤー

広告を機能させるためには、『stand.fmに広告を出してもらえれば〇〇人に見てもらえますよ』といったメリットを取引先企業に提示できることが必要。

そして、そのために“スタープレイヤー”が大切になってくるわけですね。

YouTubeで例えるなら、収益化開始前から活動していたHIKAKINさんみたいな人。彼らがいるから、市場が盛り上がり、広告を出す価値が生まれます。

SPP(stand.fm公式パートナー制度)はスタープレイヤーを生み出すための施策と言えるでしょう。

メンバーシップは新たな収入源

今回始まった“メンバーシップ”も、新たな収益化へのステップと考えると筋が通るわけです。

さらに今後、公式からアナウンスされている範囲で“コンテンツ販売”も予定されています。おそらく“note”に似た機能になるのではないかと思いますね。コンテンツの単発販売やマガジンのようにセット売りが可能になる可能性は高めでしょう。

公式アナウンスは下記を参照のこと。

stand.fmパートナープログラム(SPP)|stand.fm

広告はもっと後

そしておそらく、広告はそのあとじゃないかなー、と思います。

というのも、stand.fmはかなり“空気”に気をつかっているのです。言い換えれば『優しくて繋がれるコンテンツやユーザーを大切にする』ってことですね。

僕も始めてみて思いましたが、スパムの類がほぼ届きません。アンチコメや批判もほぼなし。他人のコメ欄見てても同じ感じです。どうやら運営がしっかりフィルターしてくれてる雰囲気を感じます。心地いい。

僕らが stand.fm を創った理由|中川綾太郎 ( あやたん)|note

これはstand.fm創始者の中川さんも発言していて、かなり方向性がハッキリしてる印象ですね。

たぶん、この方向性を鑑みると、広告を流すのはもっと後になるのではないかと予想できます。

やっぱり、YouTubeがそうであるように、広告を流すと『ウザい』みたいな意見が出やすくなります。また、広告そのものの品位も大切になりますよね。

いくらお金稼げるとはいえ、“ゆるふわ”な放送スタイルの人に“エロ系”の広告が着いたら台無しです(笑)

広告導入タイミング

ある程度音声メディアが生活に浸透して必需品になってきてからでないと、広告をつけることによってユーザが離れてしまう現象が起きてしまうでしょう。

また、おそらくそのタイミングで“有料プランなら広告無し”みたいなものも出る可能性は高いはず。

であれば、ユーザーが課金に対してもっと抵抗感がない文化になってくれないと厳しいのです。

メンバーシップはその第一歩と言えるでしょう。

大まかな展開予想

情報をまとめますと、

  1. メンバーシップを運営側は使って欲しい
  2. 空気のいい空間は保ちたい
  3. いずれコンテンツ販売が来る
  4. 広告は未定
  5. 来るならその先

といったところ。このあたりを踏まえて次の話題にいきましょう。

stand.fmのマネタイズ方法

次は僕たちユーザ側の話。

現時点で可能なマネタイズ方法は先程のリンクに書いてある通り。

  1. SPPの再生時間収入
  2. メンバーシップ
  3. コンテンツ販売(予定)

一つずつ見ていきましょう。

SPPの再生時間収入

stand.fm公式パートナー、略してSPP。フォロワー1000人を目安に審査制でなることができます。

SPPになると再生時間に応じた収益が発生。金額は1時間あたり4〜6円。再生回数ではなく、再生時間なところがポイント。

メンバーシップ

次はメンバーシップ。アカウントを持っていれば誰でも始められます。価格設定は300円から10,000円。

登録メンバーを対象に“メンバー限定放送”が可能。さらに1つの放送内で“途中からメンバー限定”みたいな使い方もできます。noteみたいですね。

販売手数料は30%。決済手数料3.6%。

その他詳細な条件は下記のURLをご覧ください。

stand.fm月額メンバーシップよくある質問 | stand.fm

他に注目すべきポイントは

  • メンバー限定のライブ配信もできる
  • メンバーになったら過去の有料放送をすべて視聴できる
  • “途中から有料放送”の切り替えタイミングは後からでも編集できる

あたりですね。

コンテンツ販売

最後はコンテンツ販売。先にもお伝えした通り、未だ実装されていません。あくまで予定です。

ただし、運営側に実装の意図がある事は間違いないので、方向性を押さえていく事は非常に大切。

例えば“放送の単体購入”なんてあり得そうですよね。

メンバーシップは、メンバーになればすべての放送が聞けてしまうわけですが、必ずしもすべての放送が聞きたいわけではないでしょう。

そこで、メンバーシップは1万円、単体購入なら500円、みたいなことができれば便利ですよね。

逆に、一部だけ高額な単体販売で“メンバーでも聴けない”なんて方法も面白いかもしれません。

このあたりを考えつつ、今からコンテンツを積み上げておくことが大切になります。

とるべき戦略

では、僕たちがとるべき戦略に話を移しましょう。

公式パートナーの稼ぎ

まず、簡単な計算をします。SPPの人が自分の書籍やYouTubeでアナリティックスを1部公開してくれていることがありましたので、その数字を参考に計算しますね。

だいたい、フォロワー1000人を超える公式パートナーでも1つの放送で300再生くらいが目安。

おおむね5分程度の放送をしている人が多いので、一回の放送は5分とします。

公式パートナーの再生時間あたりの収益は4〜6円ですので、真ん中をとって5円で計算。

これを毎日放送したとして、1ヵ月30日続けた場合の収益を計算すると…3,750円です。

もちろん、過去放送も聞かれますから、これより実際の数値は高くなるはず。手数料などもありますから目安として4,000円くらいにみておきましょうか。

『毎日5分放送して月4,000円』

結構雑な計算ではありますが、概ね外れてはいないはずです。

メンバーシップの稼ぎ

次にメンバーシップも計算しておきましょう。こちらは金額設定も幅がありますし、入ってくれる人数次第といった面が大きいです。

概ね手数料で35%引かれることを考えると、6,154円販売できれば公式パートナーの4,000円を超えられます。

  • 1人に6,000円の商品を売る
  • 2人に3,000円の商品を売る
  • 4人に1,500円の商品を売る
  • 8人なら750円
  • 16人なら375円

…と考えれば、16人でワンコイン以下になります。

ここではキリ良く『15人に400円』としておきましょうか。

メンバーシップの方が伸ばしやすい

『毎日5分の放送を続ける』

『15人に400円の商品を売る』

どちらが楽ですか?

答えは人によると思います。しかし、『伸ばしやすさの観点』で言えば、圧倒的に後者です。

理由はstand.fmの“仕組み”にあります。

stand.fmはフラットなSNS

stand.fmの大きな特徴として“フラット性”があります。

有名人であろうと、素人だろうと、同じ環境で配信できるということです。試しにstand.fmのアプリを開いてみてください。トップページにはいろいろなチャンネルが並んでいますが、俳優さんや女優さんのような有名どころから、僕たちのような一般人までごちゃまぜで並んでいますよね。

これは運営がフラット性を大切にしている為ですね。

僕たちのような無名のプレイヤーには嬉しいポイントです。しかし、同時に『急成長することがない』方法とも言えます。

YouTubeであれば『急上昇ランキング』のようなものがありますよね。注目されることで、多くの人がやってきて、さらに視聴回数が伸び、また注目される…このサイクルが発生することで膨大な再生数を稼ぐことができるんです。

なので、プレイヤーたちも“仕組みを上手に利用すること”に夢中になります。サムネを工夫したり、過激なことをやってみたり、とにかくYouTubeの仕組みに認められるように頑張るわけですね。

ところが、stand.fmにはこのようなシステムがありません。真逆の設計思想です。

フラットだと伸びない

stand.fmは優しい空間をモットーにしているので、YouTubeのような過激なコンテンツを求めてはいないわけですね。

素敵な設計方法だと思います。

しかし、プレイヤー側が仕組みを“利用できない”ことも事実。つまり、頑張りに応じてチャンネルが爆伸びすることはないのです。フォロワーが多くても、視聴回数が多くても、優遇されることがないのですから。

一応、ハックする方法が皆無かと言えばそうでもありません。放送回数を増やすとか、おすすめに乗りやすいテイストにするとか、目立ちやすいサムネにするなど方法はいくつかあるでしょう。

しかし、YouTubeに比べると効果は低め。ここではひとまず“フラットである”と押さえてくれれば大丈夫です。

SPPで稼ぐ方法

さて、YouTubeのような効果が狙えないのなら、どうやって再生時間を伸ばせばいいでしょうか?

答えはこんな感じ。

  • 長く聴けるコンテンツを作る
  • フォロワーを増やす
  • 投稿回数を増やす

長く聴けるコンテンツ

まず、単純に長く聴けるコンテンツ。要するにラジオ的なものですね。くれぐれも“ただ収録時間が長いコンテンツ”ではありません。長く“聴ける”コンテンツです。

これには

  • トークが落語家並みに上手い
  • 雰囲気が良い
  • 飽きさせない工夫

などがコツとしてあるでしょう。正直難易度高めです。stand.fmやってる人はわかると思いますが、やっぱりプロのラジオパーソナリティはすごいですよね。ひたすら長く聴ける工夫が随所にあります。

音楽かけたりすることもポイントですが、著作権問題があるので難しいかも。『アンビエント系とかEDMを自分で打ち込みながら長時間聴かせる』みたいなスタイルならワンチャンあるかも。

フォロワーを増やす

フォロワーを増やすことも有効です。

フラットなトップページと異なり、フォローしている人なら通知を出せます。フォロワー全員が聞いてくれることはないですが、一定の割合は聞いてくれるので必ず再生時間の底上げができるのです。

なのでフォロワーを増やす施策は打って損はありません。

  • ライブ配信をする
  • 外部から連れてくる
  • 通知ボタンのオンをお願いする

このあたりが有効になるでしょう。

stand.fmで唯一明確な“仕組み”は『ライブ配信は必ずトップに表示される』です。なのでライブは有効な戦略と言えます。

また、外部との連携も有効です。例えばTwitterから連れてくる、ブログにリンクを貼る、など。

stand.fm内部の仕組みはフラットですが、外部なら話は別。ちゃんと利用できます。活用して損はないでしょう。というか、伸ばすなら一番有効な手段だと思います。

あとは通知ボタン(ベルマーク)をオンにすることをお願いしておいてもいいでしょう。見逃しが減るので再生回数を増やせますから。

メンバーシップで稼ぐ方法

次はメンバーシップで稼ぐ方法。ようやく、冒頭でお伝えした『ほとんどの人が間違える』ポイントです。

まず勘違いポイントは“メンバーシップのサブスクタイプを勘違いしてしまう”こと。

わかりやすいように整理していきましょう。

  • メンバーシップはサブスクである

これは間違いありません。

問題は

  • サブスクに対する考え方

の部分です。

Netflixと同じに考えてはいけない

あなたは『サブスクリプション』と聞いてなにを思い浮かべますか?

  • Netflix
  • Amazon prime
  • 西野亮廣オンラインサロン
  • メンタリストDaiGoのDラボ
  • 岡田斗司夫ゼミ

このあたりが有名ですかね?

ところが、これらのサブスクとあなたのメンバーシップは同じではありません。

よく言われるサブスクのイメージとして

“大量の人が登録して莫大な金額を生み出すマシーン”とか

“楽してお金が入るシステム”みたいなものがありますけど、全く違います。

Amazonだって、最初からサブスクリプションしてたわけじゃないですよね。オンライン書店から始まり、段々と百貨店みたいになって、世界に流通網を開いて、優れたシステムを作って・・・それからようやくAmazon primeです。

最初から完成形をイメージしているとズレてしまうのは当たり前。くれぐれも勘違いしないで欲しいのは、夢を壊したいわけではないってこと。スタート地点の話です。正しいスタートを切って、いずれ大きなステップに繋げましょう。野望は持っていいのです。

モデルは”ならいごと”

僕たちがモデルにするべきは”ならいごと”です。

あるいは”サークル”なんかですね。

例えば”ならいごと”なら

  • 先生(中心人物)がいて
  • 生徒(メンバー)が集まって
  • 月謝(課金)を払う

って感じ。かなりメンバーシップに近いですよね。これがもうちょっと”先生と生徒”じゃなくてフラットな関係なら”サークル”っぽくなります。

課金とは”壁”である

さらに、課金に対するスタンスも大切です。個人的にしっくり来る捉え方は”壁”。

大切なところなので、ちょっと掘り下げましょうか。

有料なら無料にない情報を提供すべき?

『有料なら無料よりもいい情報がある』という考え方、ありますよね。これは半分正解で、半分ハズレ。リアルな商品で考えてもらうとわかりやすくて、代表的な例が”参考書”。もちろん書店で有料販売されてますけど、考えてみてください。内容は全部教科書に載ってますよね?

そうなんです。問題は内容ではなく”わかりやすさ”なんですよ。わかりやすく再編集してくれているから価値があるんですね。

形のないサービスでも同様で、学習塾も「学校で習うこと」しか教えてくれないのにお金をとります。でも、学校の授業だけだとわからないから、サポートして欲しいから、生徒側はお金を支払うわけですよね。

なので「有料だから無料にはない情報を出すべきだ」という考えはちょっと違う。わかりやすいように加工してくれていたり、再編集してくれているだけで、そこに価値が乗るんです。

これが”半分ハズレ”部分。

閉じられたコミュニティの価値

一方で、有料でしか手に入らない情報も、たしかにあります。こちらが“正解の半分”。

一言で言うなら”オープンにしたくない情報”です。

例えばプライベートな情報が含まれるケース。サービス提供者が、リアルな体験談を共有して「〇〇な状況にいたお客様なのでこんな対応をしました」みたいな話をしてくれるとしましょう。顧客の情報が非常にプライベートな情報を含む場合、無料でオープンなネットに書き込むことは避けたいですよね。しかし、非常に実践的な内容になるため、聞き手にとっては価値が高い情報です。

その場合、オフラインでは”有料セミナー”で話すでしょうし、オンラインなら”会員制サイト”みたいなシステムを利用することになります。まさにこの会費が”メンバーシップ課金”なのです。

言い換えれば”外界との壁を作るお金による段差”と言えます。

オフラインに置き換えるとわかりやすいですよね。

自分のための壁でもある

また、課金の壁は自分を守るためにも利用できます。

今、ネットでは「叩けそうな奴を見つけたら物申せ!」といった文化が醸成されていますよね。YouTubeのコメント欄、Twitterでのクソリプ等、例を上げたらキリがありません。

そのため、ちょっと自分の価値観に踏み込んだ話をする場合、見知らぬ誰かが割り込んできて「イチャモン」つけてくる可能性は否めないのです。

例えば本記事も該当します。お金に対する考え方や稼ぎ方を発信すると、一定数から「汚いことしやがって!」「サイテー!」と罵られる可能性が高い。だから普段はこの手の記事は有料noteにしてます。

本記事も文句言われたら有料noteに移動するかも。。。

とはいえ、メンバーシップを頑張りたい人の参考になるかもしれない情報なので、珍しく見えるところに置くことにしました。有料noteは閉じられた空間ですからね。

楽しいサークルは盛り上がる

壁があると、最終的にメンバーにもメリットがあります。

“物申す輩”がいない空間で、好きなことを語り合えるわけですから、かなり楽しいですよね。

オフラインで例えるなら「参加資格の必要なパーティー」みたいなものです。資格と言っても”チケットを買っている”くらいの話ですけど。でも、それでもいきなり乱入してきて場を荒らす人がいないだけでめちゃくちゃ安心じゃないですか?

もし、500円払うだけでそんな安心が手に入るなら……僕なら払います。喜んで払います。

メンバーシップ料金に対する考え方

ここまでの話を統合して考えると、メンバーシップ料金は”安心料”くらいに考えるとわかりやすいでしょう。

  • プライベートな話もしやすくて
  • 物申す輩がいなくて
  • 気の合う仲間と語り合える

これがメンバーシップの価値です。

Netflixとはだいぶ違うことがわかったんじゃないでしょうか。少なくとも、stand.fm上で個人展開する規模としては現実的な方法でしょう。

取るべきメンバーシップ戦略

料金に対する考え方はそのまま”メンバーシップのスタンス”に使えます。

  • 有料でしか話せない自分の価値観を話すよ
  • プライベートな話をするよ
  • みんなでワイワイしよう

あなたの発信スタイルと合わせて合うものを選べばいいのですが、だいたいこのあたりに落ち着くでしょう。

少なくとも最初のうちは「課金すればここでしか聞けない有料級情報があります」みたいなスタンスは難しいはず。(できる超人もいるかもしれないけど)

これは最初の方で紹介した西野さんやDaiGoさん、岡田斗司夫さんみたいに、コンテンツ量をしっかりと積み上げて、独自の考えとデータを大量に用意し、「どう考えても有料でいいだろ!」ってくらいの量と質を用意してから進むステップだと思うんですよね。

なので、その手前の段階として「場の提供」ってスタンスは丁度いいのではないかと思う次第です。よかったら参考にしてみてくださいな。

メンバーシップ運営アイデア

ここまでで紹介した特徴を踏まえると、アカウント運用の方向がなんとなく見えてきます。

stand.fmはそもそも無料でも優しい空間を提供しているので、有料との間での差別化が“優しさ”だと作りにくいとも言えるでしょう。改めて、素晴らしい。

となると、“安心感”や“プライベート”な方向のコミュニケーションが相性いいでしょうね。

  • 占い
  • 相談
  • コンサル

みたいなものです。メンバーシップはライブ配信にも対応しているので、メンバーの1人を占って、それをみんなで見ながらワイワイ会話する。なんて使い方が盛り上がりそうです。

相談やコンサルでも同様で、1人の相談に対するあなたの対応力や思考力を見てもらう機会にできます。

そして実は、メンバーシップで稼ぐポイントはここにあるんです。

メンバーシップから稼ぐ方法

メンバーシップが閉じられた空間とは言え、完全に一対1の世界ではありません。他のメンバーに聞かれています。そのためあなたもメンバーも、ある程度の“プライベート具合”で止めるでしょう。

でも、あなたに本当に相談したい人は個別でお仕事を依頼してくるはず。例えば“本当に自分の悩みに合った占い”とかですね。

そして、これこそがメンバーシップで最も高額な稼ぎ方。

例えば月に4万円の案件が一つあるだけで、SPPで毎日5分放送放送し続けるパターンの10倍稼げます。断然、効率がいいと言えるでしょう。

もちろん、売れるサービスを持っている場合に限りますけどね。

stand.fmの稼ぎ方

というわけで、stand.fmの稼ぎ方を最後にまとめておきましょう。

  • SPPだけで稼ぐことは難しい
  • 伸ばせる仕組みが少ない
  • メンバーシップの方が楽
  • とはいえそこまで稼げるわけじゃない
  • 『稼ぐ』より『コミュニティ』が大切
  • コミュニティで信用を積み上げて個別に対応するビジネスに向いてる

といったところ。

つまり、『きちんとコミニケーションをとって、ちゃんと信頼を積み上げて、真面目なビジネスをしましょう』と言う極めてまともなところに着地します。

そこに最適化したツールですね。

参考になれば幸いです。ではまた次回。バイバイ。

yoshiaki-kobayashi

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