こんにちは。小林嘉明です。
今回は“積読”の話。
欲しい本がたくさんあってアマゾンでポチってしまうけれど、なかなか読み始めることができない。そんな経験は誰でもありますよね。仕方のないことでもありますが、なるべくならやりたくないのも事実。そこで今回は積読をしないために気をつけていることをシェアします。
今回お届けする内容はこちら
stand.fmでこんなレターをいただきました。
私は、本が好きでビビッときた本はすぐ買ってしまうのですが、どうやら買ったら満足してしまい、積読してしまうのです。読みかけの本があちこちにある状態なのにまた本を買い、先にそっちを読んでしまうこともあります。こばとーんさんの読書のスタイルやコツなどあれば教えてください!
なるほど。
積読は僕もやってしまいがちです。なので積読を完全に防止する方法を伝授することはできないのですが、“積読していた本に手をつけられるようになった”タイミングを分析してみたいと思います。
参考になったらうれしいですね。
まず僕の積読に対するスタンスを説明しておきます。
“積読は悪くない”
これが僕のスタンス。なぜなら、積読は「少しでも読書しよう」と言う意思がある行為。全く勉強しようとしない状態と比べれば天と地ほどの差があります。
だからまず“積読しても自分を責めない事”が大前提だと思うのです。
だってほら、『罪の意識にさいなまれるから勉強しよう』ってなんだか嫌じゃないですか?
『ウヒョー!これを勉強したらどれぐらいすげえことになっちゃうんだ!想像するだけでウハウハだぜ!』ってくらい、前向きな姿勢で読書したほうが絶対楽しいと思うんですよね。
だからまずは自分を責めないことから始めてみてはどうでしょう。
とは言え、それだけでは前に進みません。少し具体的な話をしていきますね。
まずは原因から掘り下げます。
僕たちのモチベーションが最も高い瞬間は“スタート”です。読書であれば、誰かにオススメされて『読みたい!』と思った瞬間や、書店で衝動買いした瞬間、アマゾンでポチった瞬間が該当します。
最近はアマゾンで書籍を買う人も多いですよね。
大体翌日には手元に届くので非常に便利です。しかし、です。翌日にはモチベーションが既に下がっているんですよ。『読みたい!』って衝動がトーンダウンしちゃってるんです。
だから書店で衝動買いしたパターンの方が、すぐに読み始めたりすることが多いですよね。
ささいな違いですが、本を開くハードルとしては充分な高さがあるのです。
しかし逆を言えば、些細なモチベーションを持ち上げることができれば、読書を開始することができます。
ここでは3つの方法を紹介しますね。
1つずつ見ていきましょう。
まずは“つまみ読み”。すなわちつまみ食いの読書版です。
『読書は最初から最後まできちっと読まなくてはいけない』そう思っている人がたくさんいます。しかし、そうでは無いのです。
読書の目的は“何かしらの知識を手に入れること“。つまり、本を全部読む必要はありません。途中の美味しいとこだけ呼んじゃって構わないんです。
『えー、でも前後が大切なんじゃないの?』
そう思うかも知れませんね。でも大丈夫。面白い部分を読んだら必ず前後が気になるようになりますから。
あくまでこれはきっかけに過ぎないんです。面白いところを読んでモチベーションを上げていきましょう。
その後前後の補足をすれば大丈夫。
最初は邪道な方法だと思ってなかなかできないかもしれません。しかし、考え方を少し変えてみてください。
『何も読まないよりマシ』なのです。ほっといたら積読されて、きっと手をつけません。それならば、1部分だけでも理解した方がきっとプラスになりますよね。
気軽にやってみてください。
そういえば、YouTubeで『名作アニメバトルシーン切り抜き』みたいな動画を見かけた後、うっかり作品そのものが気になって50話全部見てしまうことがあります。
これに似ているかもしれませんね。
お次は“ボトルネックを見つける”。
ボトルネックと言うのは、作業全体のペースを落としてしまっている1部分のことを指します。
例えばめちゃくちゃ早くコーラを製造することができるマシーンがあったとしても、原料となる砂糖の供給量が少なければ大量生産はできません。この場合、砂糖の供給をボトルネックといいます。
あなたの読書を妨げているボトルネックがどこかにあるはずです。観察して探してみましょう。
僕の場合、読書が終わったら必ずノートをつけるようにしているのですが、そのノートがめんどくさくて読書をしなくなることがあります。本末転倒にもほどがありますね(笑)
でも、同じようなことです。しょうもないことがボトルネックになっていることが多いんですよ。
部屋が眩しいとか、本の置き場所が悪い、なんてケースはざらにあります。自分の行動をよく観察してみましょう。
思い当たらなければ、適当に環境を変えてみると良い結果が得られるかもしれません。お試しあれ。
最後はアウトプット。
要するに誰かに教えたり、ノートに書いたりすることです。方法は何でも構いません。とにかく形にしましょう。
目的は頭の中に“空き”を作ることです。
学習した内容や感情は、もやっとした形で私たちの中をに漂っているわけですが、言葉や文字にすることできちんと形を与えて体の外に出すことができます。
すると頭の中に他のものを入れる容量が空くんです。
すると新しい本を読みたい欲求が生まれてくることが多いですね。
また、アウトプットする過程で勉強不足に気づくこともあります。どうしても明確な言葉にできない現象にぶち当たった時、“言葉にするための材料が足りない”ことに気がつけるんです。
この状態になったらラッキー。もう気になって気になって仕方がありません。下の書籍を読んで確認しなくては我慢できないくらいです。
まぁ、我慢できないのは僕位かもしれませんが(笑)
いずれにせよ気になる事はモチベーションにつながります。形にしてみることで気がつけるポイントは本当に多いので、アウトプットしてみることを心がけてみましょう。
独り言でも構わないので、簡単ですよ。
いかがでしょう。最後にもう一度振り返っておきます。
あなたの積読回避の参考になれば幸いです。
本当に小さなことがモチベーションを下げている原因になっている場合が多いので、よく観察してみることが大切と言えるでしょう。
ぜひチャレンジしてみてください。
ではまた次回。バイバイ。
つまみ読みする
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