健康

【禁酒記録】酒を辞めて2週間経ったのでいろいろ記録してみる

お酒、好きですか?

僕は大好きです。

そりゃ、毎日飲んじゃうくらいには好きなんですよ。しょっちゅう記憶飛んじゃう程度には。。。でも、今回辞めてみることにしました。

最近は断酒にチャレンジする人も増えてきているので参考になれば幸いです。

禁酒して良くなったこと

とりあえず気になるのはここですよね。 箇条書きでお伝えすると下記のようになります。

  • お腹の調子が良くなった
  • ゲップの頻度が下がった
  • 食欲が上がった
  • 睡眠の質が上がった
  • 肌質が良くなった
  • 瞑想がはかどる
  • 夜のルーティーンができるようになった
  • やる気が出る
  • 性欲が上がった

なんというか、いいことずくめですよね。 僕は小さい頃からお腹が弱くて不調気味なんですよね。 おまけにすぐガスってしまう。叩くとポンポン太鼓みたいな音がするんですよ。ホントに。

お酒と関係あるんだろうなー、とは思いつつほっといてたんです。だけど思うところがありまして今回やめてみました。今では飲みたい衝動もほぼ無くなり、あとは継続するだけだなー、って状態。

びっくりしたのが食欲。普通お酒飲んだほうがたくさん食べそうじゃないですか。アペタイザー(食前酒。食欲のための酒みたいな意味)とかあるくらいですし。でも、辞めてからのほうが食欲ガンガン湧くんですよね。ほうれん草モリモリ食べてます。お酒による炎症が減って胃腸が健康になったんじゃないかと推察。

これから禁酒にチャレンジする人もいると思うので、細かい情報を書いてみようと思います。

禁酒によるつらさ・体調不良

お酒大好きな人が心配するポイントはここ。 何せコンビニに行けば売っているものですから、目に入ったら飲みたくなっちゃうんじゃないの? と思いますよね。

僕の感覚では、3日ほど飲みたい感覚が続きました。

とはいえ、四六時中ずっと飲みたいわけじゃないですよ。ふとした夜の空き時間とか、夕飯のタイミングとか、いままで飲酒してたタイミングが癖になってる感じです。その瞬間さえ過ぎれば全く感じません。

つまり、習慣的な衝動をごまかすことができれば禁酒できる可能性はグッと上がる、ってこと。

(逆を言えば一日中飲んでるレベルの人は飲みたいタイミングが多くて大変かも)

あと、関係あるかどうかわかりませんが、3日目と6日目に軽い頭痛がありました。結構ハードに働いていたのでそっちが原因の可能性ありますけど、一応書いておきます。タイレノールで速攻治る程度なのでそれほどでもありません。

他は特になし。

今でちょうど2週間。飲みたい感覚はほぼ完全になくなりました。感覚的には3日間が本当に山ですね。

禁酒しようと思ったきっかけ

実は僕、かなりの健康オタクなんです。

当記事で僕を知った人は「ホントかよ」って思いますよね。これだけ酒の話書いておいてさ(笑)

しかしですね。プチ断食、野菜とタンパク質を増やした食事、酸化油は摂らない、8時間以上寝る、適度な有酸素運動、瞑想などなど、3〜4年くらい続けてるんですよ。しかも食事はほぼ自炊。

同世代とくらべたらかなりの健康生活してるはず。

ただ、酒は辞められなかったんです。グルメなのと同時に、お酒は楽しみだったのです。欠かせないと思っていた。いや、そういう言い訳をしていた。辞めないために。

科学的にお酒が体に悪いデータはたくさん知ってます。つまり、目をつぶってきたんですな。

でも、ここまで健康生活して『最高の体調』にならない。最初に描いたとおり、お腹の調子がイマイチなんですよ。

もう犯人は『飲酒』しかいないんです。

だって、他の原因はないんだから。

このまま飲酒し続ける選択肢もありました。でも、辞めてみたんです。ちょっと将来のこと考えちゃったんですよね。

老人になって「結局酒は辞められなかったな」なんて健康ボロボロで言ってる姿か、「ちゃんと辞めてコントロールできたぜ」って若々しく言えてる自分か、って。

絶対後者が良かったんです。だから辞めてみた。

なんせ、僕の目標は120歳までピンピンしてることですからね。

禁酒で使えるテクニック

はい、お次は禁酒したい人が使えるテクニックを紹介します。ここからは実践編。

1,イフゼンプランニングで置き換え
2,パブリックコミット
3,プレモータム

カタカナばかりですが難しい事はありません。 単純に海外の研究から来ているためです。やる事はシンプルなので1つずつ解説していきますね。

禁酒テク1『イフゼンプランニング』で置き換え

イフゼンプランニングとは「if-then planning」と書きます。「〇〇したら△△する」みたいなルールを先んじて決めておく方法ですね。かなり科学的にも効果が高いとされている方法で、中でも健康に対する効果を調べたものが下記。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21056605/

論文によれば2つの方向性が明らかにされています。

  • 「野菜を食べる量を増やす」みたいな行動には効果的
  • 「禁煙」など減らす行為にはイマイチ

今回のテーマは禁酒なので、禁煙にかなり近い行為といえます。「じゃあダメじゃん」といいたくなると思いますが、それは早合点。というのも、習慣って増やすより減らすほうが大変なんですよ。

置き換え」でイフゼンプランニングを強化せよ

だからここで『置き換え』が重要になります。

人間は「禁止目標が守りにくい」という性質を持っているんです。有名なもので「シロクマのリバウンド効果」がありますね。

「これから5分間、シロクマについて考えないでください」と指示されると、逆にシロクマで頭がいっぱいになってしまう効果です。

同じように、禁酒や禁煙も「してはいけない」と言う指示なので、守りづらい属性を持っていると言うわけ。

では、どうしたらいいのか?

答えが『置き換え』です。

要するに、他のことで頭をいっぱいにしてしまえばOK。 誰しも、仕事や作業に集中していたらいつの間にかお昼ご飯を食べていなかった。みたいな経験があるでしょう。 普通ならお腹が減るはずなのに、他のことに集中していたから忘れてしまっていたんです。

なので、この仕組みを上手に使って イフゼンプランニングを強化しましょう。

禁酒版イフゼンプランニング

  • 『お酒が飲みたくなったら炭酸水を飲む』
  • 『お酒が飲みたくなったらノンアルを飲む』

上記2つ位から始めるとやりやすいと思います。大切なことはちょっとでも進歩していること。なので、「ノンアルなんか飲んでたら一緒じゃん!」とかツッコミは入れないようなメンタルを保ちましょう。ノンアルでも充分な前進です。自分を褒め称えてください。

そもそも、体に悪影響を及ぼすのはアルコール成分ですので、アルコールの入っていないノンアルであれば問題ありません。

ノンアルに慣らして、その次は炭酸水、みたいにしてもいいですね。

最終的にはただの水やお茶に行き着くようにすると健康にいいので、オススメです。

禁酒テク2、パブリックコミット

昔からダイエットや禁煙に効果のある方法とされています。 やり方は簡単。

『今日から禁酒します』と宣言するだけ。

身近な人に話してもいいですし、今ならSNSに書くのも効果的でしょう。 宣言するのが憚られる人は、誰にも見せずに紙に書くだけでも効果があると言われています。 とは言え、紙に書くよりも 他人に宣言したほうが効果は高いので、できるだけ誰かに宣言するようにするとベター。

僕はまず妻に宣言しました。 そして、1週間の禁酒に成功した時点で友人にも宣言。

ちなみに、妻も友人も僕の目の前でお酒を飲んでいます(笑)

ただ、今ではそれでも飲む気が起きないくらいに進歩しました。

お手軽かつ強力な方法なのでお試しあれ。

禁酒テク3、プレモータム

プレモータムとは「死亡前の検死」という意味。なんか怖いですね(笑)

しかし非常に効果的。もともとは「選択による失敗を減らす技術」として研究されています。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/bdm.3960020103

やり方は「想像」するだけ。

  1. まず、「失敗した未来の自分」になりきってみる。
  2. 次に、「なぜ失敗したのか」過去を振り返って反省してみる。

たったこれだけで後悔するような選択を減らせる技術なんですね。 うまくいく理由は、 私たちの「思い込み」にあります。 現在の延長で未来を考えてしまうと、自分に都合の良い情報ばかり集めてしまう習性が私たちにはあります。 例えば、「酒は百薬の長」とか言って「お酒は体にいいはずだ」みたいな証拠ばかりに目を向けたりしますよね。 自分で言っておいて耳の痛い話です(涙) 

しかし、一度未来に立って考えてみることで現実と距離が置ける点がプレモータムのすごいところ。思い込みをなるべく含まない形で考えられるようになるんですね。

実はこれ、先程一度登場したんです。

ぼくが老人になった自分を想像したエピソードですね。 体を壊してるくせにぐちぐち言い訳してる自分を想像してみたんです。 そしたら、原因はシンプルでした。「いま、お酒を辞めなかったこと」です。

このように、健康を壊してしまった自分を想像するだけでも効果がありますので、ぜひ使ってみてください。

先にあげたイフゼンプランニングやパブリックコミットはその場で使える速攻タイプでしたが、プレモータムは時間があったら試してみる長期タイプといった感じですね。

参考まで。

まとめ:禁酒はきっとできる。

いかがでしょう。僕が禁酒した体験談に実際使ったテクニックをあわせて紹介しました。 あなたの禁酒の参考になれば幸いです。

断食や筋トレが習慣化できている僕でも今までやってこなかったくらい、飲酒は「悪いことをしている自覚が持ちにくい」もの。でも、現代には科学の力があります。 今回紹介した3つのテクニックはどれも高い効果が確認されている方法ですので、大いに頼って大丈夫だと思います。

あなたの禁酒がうまくいくよう応援しています。

僕も何かしらの変化があったらまた報告させていただきます。ではまた。

yoshiaki-kobayashi

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yoshiaki-kobayashi

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