Twitter、やってますか?
これから活躍したいフリーランスの中には、発信力をつけたい、影響力を持ちたい、などの理由からTwitterを始める人が増えています。 実際、僕も数年前に同じように思い立ちTwitterを始めた1人です。
いろいろ試行錯誤してきた中で、今のところつかめている答えを共有したいなと思いましたので、よかったら読んでいって下さい。もちろん、フリーランスじゃなくてもきっと役に立ちますよ。
今回お届けする内容はこちら
Twitter運用に絶対の答えはありません。
ノウハウっぽいことを言いながら、いきなりそれかよ! そう思うかもしれません。 しかし、 一人一人が違う考えを持ち、違うスタンスで生きているので当たり前と言えば当たり前。 読み手として「それぞれに響く内容が違う」のです。
そしてこれは書き手も同じ。 人によって書きやすい内容が異なっています。 また、人生経験や年齢層の影響を受けます。 例えば、見たこともない映画の感想は書けませんよね? それと同じことです。 自分の中から出てくる言葉しか書くことはできません。
僕が書いた記事を含め、世間にはTwitter攻略のノウハウが溢れています。しかし、先に「絶対的な成功法則はない」事実を押さえておいて欲しいのです。
確かに、心理学的なポイントを押さえて、「多くの人が反応しやすい方法」 を割り出す事は可能です。しかし、 より具体的な視点で語る事は難しい。 つまり、あなたが自分の言葉で発信し、あなたの望むフォロワーに響く言葉はあなた自身が紡ぐしかないのです。
おかげさまで、先ほどもちらっと載せた僕の記事が好評のようです。
上記記事を読んでいただいた方から、Twitter発信の相談をいただくことも何件かありました。 そして、 何人かの相談を見る中で、気づいたことがあります。
それは『発信慣れしてなさすぎる』こと。
上記記事読者や、相談してくる人はほとんどの場合Twitterを全く使ってこなかった人です。 彼らはまず「書くこと」に慣れていません。
ご存知の通りTwitterは文章を拡散するSNS。 なので、Twitterで活躍するためにはまずは文章を書き慣れることが必要になってくるんです。
とは言え、小説作家のように流暢な日本語をかける必要はありません。
「あなたが欲しいフォロワー」に「よく響く言葉」が出せればそれでいいんです。
ただ、この答えが最初本当にわからない。
どんなにノウハウがわかったところで、実際の形に落とし込むことができなければ、実践的では無いのです。 例えば、文法がしっかりわかっていても英語がしゃべれないのと同じこと。 会話の流れやイントネーションなど、「実際に使ってみた経験値」がなければ会話はできません。
もう少ししっかり実感を持っていただくために、例え話を一つ。
日本人の識字率は世界一高いです。 教育制度が整っている日本では、基本的に全員日本語が読める前提で話をしても通じます。 これは海外では異例なこと。 世界中には文字が読めない人がたくさんいるんです。
しかし、それゆえ日本人は文章をなめています。
基本的に誰でも文字を書けることから、「文章を書くなんて誰でもできる」とどこかで思っているんです。
だから、Twitterで話題になっている人を見てもそこまで尊敬しません。
『話題になってるだけでしょ』
『流行り物のダサいやつ』
上記のように反射的に考えます。
違うのです。話題になっているだけですごいんです。 流行っているだけですごいです。 実は全員が当たり前のように思っている「文字の扱い方」が上手だからこそヒットを生んでいる事実があるわけですね。
まずはここの認識を改めましょう。
とは言え落ち込まないでほしいのです。文章力は「パーフェクト」と「ダメダメ」の2択ではありません。なだらかなグラデーションを描きます。努力をすれば必ず上達しますし、今より少し上手になるだけで必ず周りの人よりも読みやすい文章が書けるようになるんです。
先にもお伝えしたとおり、日本語を甘く見ている人が大多数なため、ほとんどの人は小学生の作文時点から文章力がほとんど変わっていません。
つまり、みんな同じレベルにいる。だからこそ、少し抜きん出るだけでそれは大きな差につながるんです。
とにかく量をこなすことが大切、とわかっていただいたところで、今度はその方法です。
Twitterのやり方は自由。とは言え、ひたすら好き勝手に書いているだけで本当に文章は上手になるのでしょうか?
結論から言えば、上達します。
しかし、スピードは遅いです。
文章は料理と似たようなもの。毎日お腹が空きますから、適当にスーパーに行き、適当に目についたものを買ってきます。そして自己流で毎日似たような食事を作る。
確かに、毎日同じ具材で野菜炒めを作っていても、回数を重ねれば必ず上手になります。
「必ず」です。人間は同じことを繰り返す退屈さに耐えられる生き物でありません。必ず変化をつけますし、変化のフィードバックを得るので上達するのです。
しかし、上達しますが、その速度はゆっくりでしょう。
どうせなら、料理系YouTubeや、レシピ本を見て『真似』した方が圧倒的なスピードで上達します。
1人では考えつかなかったメニューや手法にたどり着きますよね?
文章も全く同じなんです。
自分より上手な人の真似をしましょう。自分よりもフォロワー数の多い人の真似をしてみましょう。
必ず得られるものがあります。
もう少しだけ料理の例えを続けます。
真似するときは自分より少しだけ上手な人の真似をしましょう。
例えばレシピ本でも『銀座三つ星シェフが教える超絶技法』よりも『お笑い芸人が教える毎日のおかず』『主婦YouTuberの簡単メニュー』みたいな方が売れます。
なぜでしょう?
答えは『レベルが離れすぎていると参考にならないから』です。
レベル100のヒントを理解するには、レベル90以上でないと無理があるようなもの。レベル1の素人に専門用語並べられてもさっぱり理解できません。
だから、真似をするときは自分よりもほんの少し先にいる人を真似しましょう。
Twitterなら、おおむねフォロワーが300から5000あたりが目安かと思います。
100万人フォロワーがいる人を真似しても、戦い方が全く違うので参考にすらならないんです。
必ず自分より少し先にいる人を真似するのがコツ。
真似とフィードバックを繰り返していると、細かい経験値がたくさん溜まってくるはずです。すると視点が変わってくるので、自然とやりたいことや狙いも変化してきます。
そんな時は迷わずに形を変えてみましょう。
初志貫徹はすばらしいように思えるかもしれません。しかし、方向性が間違っていたら本末転倒です。
その時々で悩んで決めた方法を覆すのは辛いことかもしれません。というか辛いです。僕自身、しょっちゅう失敗しては方向転換しています。しかし、勇気を持って変えてみてほしいのです。
今日初めて包丁を持った料理の素人が『私はフレンチの天才だ』なんてわからないのと同じように、あなたの向き不向きも『ある程度やってみないとわからない』のです。
だからこそ、いろいろな道を体験するために、方向性の転換は多くて良いと考えましょう。
ここまで読んでいただいてわかったかもしれません。要するに効率のいい試行錯誤の方法なんです。最後に要約すると下記。
たくさんの良質なサンプルを様々なケースで試す、というだけのこと。シンプルなんです。ぜひ、楽しみながら挑戦してみてください。
追伸 今回はテクニック面でしたので、次回は「考え方」をお届けします。記事ができたらこの下にリンクを用意しておきますので、そちらもどうぞ!
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