あごだし、美味しいですよね。
いりこや鰹節とも違う、独特な風味があります。
もし、あごの粉末があったら便利だと思いませんか? いろいろなものにスプーン一杯足すだけで旨味がグッと増しちゃうわけですから。味噌汁から冷奴まで、なんでも美味しくしちゃいましょう。
今回はそんな汎用性の高い商品を紹介します。
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その名も、鰹節屋が作るあごだし。
鰹節屋が作る、って部分がなんとも美味しそうな雰囲気だしてます。
パッケージはこんな感じ。
僕は鹿児島県物産店で買いました。
裏面はこんな感じですね。
原材料は余計な添加物なし。純粋にトビウオの煮干しを砕いたもの。
そうそう、「あご」とは「トビウオ」のことなんですよ。
ちなみに粒感はこんな具合。
下に敷いてる方眼は五ミリです。
一般的な『魚粉』よりは少し粗い具合。
購入してから一年程度が賞味期限になっていました。メーカーによれば開封後は要冷蔵とのこと。
まず、袋を開けただけで「あごだし」の香りがすごいです。
よく液体タイプの「つゆ」で売られているあごだしと同じ香りを想像してください。アレです。
そのまま食べてみると、確かに魚粉よりは荒削りなので小魚の感触があります。とはいえ、噛まないと行けないほど大きくもない感じ。ふりかけとして使用しても問題ないでしょう。汁物に混ぜてもそのまま飲めちゃいます。
特に水気が多い食べ方の場合は粉末がふやけるので、小魚の感触はほとんどなくなってしまうと思っていいかと思います。
「ダシは組み合わせると美味しくなる」
こんな言葉を聞いたことがないですか? これ、科学的にも正しいんですよ。僕たちの味覚は「アミノ酸」を旨味として認識します。そして、複数種類のアミノ酸が組み合わさるとより強く旨味を感じるようにできているんです。
つまり、あごだしを使うときは昆布やしいたけのダシと組み合わせられるとより美味しいんですよ。
しかし、市販の「顆粒だし」や「つゆ」は最初からそれ単品で美味しくなるように塩分がたくさん入っています。これだとかけ合わせが難しい。
もともと塩が入ってるところに、さらに塩分いれちゃうわけですからね。しょっぱすぎる。
そこで「煮干しのみ」はめちゃくちゃありがたいんです。余計な塩がないから、今までのメニューに足すだけで簡単に旨味ブーストができちゃう。そんな便利さがあるんです。
料理好きなら持っておいて損はないですよ!
どんなものにもちょい足しで美味しくなるので、幅が広いのですが、オススメを紹介しておきましょう。
冷たい豆腐に鰹節とあごだしを乗せ、めんつゆか醤油をかけてどうぞ。シンプルですが最高の1品。
味噌汁にひとさじ加えるだけでも上等な味に変化します。「あー、今日は出汁を取るのがめんどくさい」なんて日も簡単に贅沢できますよ。
市販のそばつゆにちょっと足してみるとリッチな香りがします。ただ、入れすぎるとつぶつぶ感が出てしまうのでお好みでどうぞ。
もちろん煮物には最適。さっとひとさじで旨味が抜群に上がります。
カレーの隠し味にも最適。和のテイストが入ってると深みが増します。案外合うのでぜひお試しあれ。インドカレーみたいなタイプにはイマイチなので、日本の給食みたいなカレーに合わせるとグッド。
個人的な考えなんですけど、麻婆豆腐ってカレーに近い食べ物だと思うんですよね。いろいろなジャンをベースに味を組み立てるわけですけど、その過程がカレーっぽい。そんなわけで麻婆豆腐にもメッチャ合います。特にあごの風味が山椒と相性抜群。一度試したらやめられませんよ。
ちょっとここからは独自の使い方を紹介。
ダイエットしてる方や筋トレしてる人は鶏むね肉をよく食べるでしょう。でも、なかなか飽きないようにするのが難しいんですよね。味のバリエーションとしてあごだしもなかなかいいですよ。コツはあごだし単品だと浮いてしまうので、顆粒タイプの鶏ガラや干し椎茸の粉末と一緒にかけること。タンパクな味がグッと美味しくなります。
以前、まぜそば屋さんで入っていた魚粉を再現したものです。あごだし粉末をベースに、黒胡椒、唐辛子粉末、そして山椒少々。これがめちゃくちゃおいしい。今までで一番おいしい魚粉でしたね。黒胡椒と唐辛子で辛さを作るので、そのあたりはご自身の辛味耐性で決めてください。山椒は香りとニュアンス程度がおいしい塩梅だと思います。
まぜそばの面に絡めながら食べるとたまらない美味しさです。
最後に、実際どれくらいダシが出るのかお見せしましょう。
是非参考にしてみてくださいね。
だいたいどんぶり一杯分の水に対してスプーン一杯のあごだし粉末を入れました。
これくらいの色になりますね。
色は薄めですが、かなりしっかりと味が出ています。味噌を溶けばこれだけで味噌汁として美味しいですね。
以上です。Amazonで買うこともできるようになったので、上記からどうぞ。
旨味を簡単に足すことができ、塩辛くもならないのでよかったら使ってみてくださいね!
ではまた次回!
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