こんにちは!小林嘉明です!
新しく登場したSNS、clubhouseについて紹介と考察をしていこうと思います。 新しいSNSは基本的に最初に参入した人間が有利な傾向。 なので今のうちに先を予測しておくことが非常に大切です。 今回は、過去に流行ったSNSを参考に考察を行っていきたいと思いますので、ぜひあなたのSNS運用の参考にしてみてください。
今回お届けする内容はこちら
ClubhouseはどんなSNS?
現場わかっていることを整理します。
- ざっくり言えば『音声版Twitter』
- Twitterみたいにフルオープンなわけじゃなくルームがある
- 要するに音声チャットみたいな感じ
- ルームには仕切る人(モデレーター)がいる
- モデレーターはブロックや招待が可能
- 会話の内容履歴が残らない
- 録音も禁止
- 録音が検知されるとBANされるらしい
- 多人数のルームだと「登壇」みたいなシステムが有る
- 登壇は喋る人が限定される仕組み
- 文字でのコメントは不可能
- いいね!などもない
- SNSそのものへの参加は招待制
- 最初は二人しか招待できない
- 信用が貯まると招待人数増えるっぽい
- 電話番号登録が必須
- 基本的に実名
- セミナーや音楽ライブをやっている人もいる
- マネタイズ方法は現状なし
- これからマネタイズされる予想
- ローンチは昨年3月
- 海外では既に10万フォロワーみたいな人もいる
- 日本ではまだ少数
- シリコンバレー在住のギーク達が既に手を付けている
- Twitterインフルエンサーが参加し始めた
- 落合陽一さんなどリテラシー高い人が参加中
こんなところですね。「っぽい」とか書いてる部分は公式にも明らかになってない点なのでご容赦ください。
『音声版Twitter』と呼ばれることが多いみたいですが、僕がちょっと様子を見た感じ『zoom+Twitter』って印象を持ちました。
TwitterのTLにzoomのルームが並んでて、すきなところに参加するイメージですね。TLにはメンバーと話題が書かれてるような感じ。
Clubhouseはどんな使い道があるか?
上記の特徴を踏まえた上で、こんな感じでつかわれるだろうなー、って予想は下記。
- セミナー
- コンサート
- ファンミーティング
- 対談
- ブレインストーミング
- 作業配信
- 実況(テレビなどを見ながら)
- トレーニング
- カウンセリング
- ラジオ
- 情報収集
『履歴の残らないリアルタイム会話』この性質があるためYouTubeとも異なります。双方向の使い方と相性が良いと思いますね。特に専門家同士の会話を立ち聞きできたりするので、情報収集やアイデア出しには非常に良さそう。
僕もやってみたい使い方ですね。
テレビや格闘技の試合なんかを見ながら、詳しい人が実況してくれるルームとか楽しそうなので、流行りそうだと思いますね。ニコ生みたいな感じで。
Clubhouseは『重たい』SNSである
フラッシュ型コンテンツとタイム型コンテンツ でも書いたとおり、文字や写真のコンテンツは一瞬で認識可能な「軽い」タイプです。
一方、動画や音声は強制的に一定時間視聴しなくてはいけない「重たい」タイプ。
Clubhouseは音声メディアなので、重たいジャンルですね。
InstagramやTwitterは文字と写真なのでコンテンツ自体をサラッと流して高速で消費する形。しかし、Clubhouseは確実に時間を拘束する。
ここの違いが大きくなりそう。
参入するなら今「イノベーター理論」
イノベーター理論とは
イノベーター理論はご存知ですか?
商品やサービスに対して参入する人数とタイミングを図にしたもので、マーケティングの世界で有名な理論です。
どんな商品でも世間に登場したてのタイミングでは怪しまれたりします。 SNSなんてまさにその典型ですよね。ところが、時間が経って人々の間に浸透してくると、いつの間にか普通のことになっています。
mixiだって登場したての時は『招待制のSNSなんて絶対怪しい』とか言われてましたよね。でも、 そんなことを言っていた人たちも周囲の人がみんな使っているといつの間にか普通に利用していることがほとんど。
よく目にする光景ですよね。
人によって警戒心や好奇心のレベルが違うので、人よりも早く新しいサービスや商品に手を出す人もいれば、流行ってきて安全性が確認されたら手を出したい人もいます。
これらのタイミングの違いを描いたものがイノベーター理論。
初期の16%で流れは決まる
イノベーター理論では、特に商品を早く扱う人々をイノベーターと呼びます。 全体の2.5%を占めると定義されていますので、かなり少数ですね。
また、イノベーターに続いて商品に参入する人々を、アーリーアダプターといいます。 全体の13.5%を占めると定義されており、イノベーターと合わせて16%の比率です。
商品の流行や方向性は、この最初の参入者16%でほぼ決定されてしまう、というのがイノベーター理論のポイント。
初期に当てた人はずっとトップを走っている
確かにTwitterやInstagramを振り返ってみても、初期に初めて大当たりをした人がその後もずっとトップを保っている、なんて事はよくあります。 これは、イノベーターとアーリーアダプターである彼らが商品の使い方や方向性を決めてしまうために起こるんです。
TwitterはつぶやくためのSNSです。でも、最初は「つぶやくって何?」「独り言を言って何になるの?」 みたいに思っていませんでしたか。 これは、あなただけが思っていたことではないんです。ユーザ全てが1度は思ったことのある内容です。
SNSはフォーマットが決まっているだけで、使い方はユーザが作り上げていきます。 独自の文化が醸成されると言う事ですね。
そしてこの文化を決めてしまうのがイノベーターとアーリーアダプターなのです。
まだイノベーターの段階
さて、Clubhouseのローンチは2020年の3月ですが、日本で話題になり始めたのは2021年1月後半。
ようやくTwitterで活躍されているインフルエンサーたちが着手し始めたところです。このタイミングはまだイノベーターと言えるでしょう。
ちなみに数字を仮想して計算すると下記のようになります。
2021年初頭現在、 日本国内のTwitterユーザが4500万人、 instagramのユーザが3300万人だと言われています。clubhouseがどこまで流行るかわかりませんが、仮に3000万人使うようになると仮定すれば、16%は480万人。
もう少し少ない事例として、Tiktokが1000万人なので、その場合は160万人。
なので、今なら余裕でイノベーターでしょう。
流行るコンテンツの順番
最近のSNSはだいたい同じルートで盛り上がっています。
- 新しい物好きが面白く流行らせる
- 若者を中心に爆発的に流行る
- 文化が醸成され始め、ジャンルが分かれる
- 人気集めの危険行為が話題になる
- 対策が取られる
- お笑い系、エロ系、アイドル系が流行る
- ドキュメンタリーが流行る
- 教育系、お金稼ぎ系が流行る
- 棲み分けが進む
だいたいこんな感じですよね。実はSNSだけじゃなくて、テレビや音楽もこの流れを辿っています。
流行りに敏感で新しいものにチャレンジしやすい若者から始まり、だんだん過激でヤンチャな方向に進む。問題はありつつもエンタメ系が流行りだし、徐々に知的な方向にシフトしていく。
これはどの分野でも一緒です。
3番くらいまでの流れをしっかり見ておけば、SNSの方向性が見えてくるでしょう。あなたの参考にしてみてください。
まとめ:ひとまず登録して馴染んでおこう
色々書きましたが、結論としては『今のうちに参加しておいて損はない』ってこと。今後どうなっていくかはわかりませんが、それを見極めるためにもアカウントはとっておくのがオススメです。無料ですし。
ダウンロードはこちらから
https://apps.apple.com/jp/app/clubhouse-drop-in-audio-chat/id1503133294?ign-mpt=uo%3D4
参考まで!
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