原神心理学!アンバーに学ぶ好かれるキャラの基本とよくある4つの性格特性!
こんにちは、こばとーんです。
原神において、最初にプレイアブルの仲間になるキャラ。そして、モンドを案内してくれる存在がアンバーですよね。
一人目のキャラにふさわしく、明るく元気で、なんだか幼馴染系ヒロイン感のある彼女。原神をプレイしている人ならほとんど好印象を持っているんじゃないでしょうか?
実は、性格特性的にもアンバーは好かれる性格をしているんです。
今回は、そんなアンバーから好かれる性格の基本を読み取ってみたいと思います。あわせて、よくあるビッグファイブの典型的性格も紹介するので参考にしてみてくださいね。
さっそくいってみましょう!
アンバーのビッグファイブ
アンバーの性格特性を分析してみたらこのようなグラフになりました。
これは、ビッグファイブという指標をつかった人格分析で、科学の世界では一番使われている方法です。同じくよく使われているダークトライアドと一緒に当チャンネルでは利用しているので、詳しく知りたい方はこちらの動画より基本を勉強していただくとスムーズだと思います!
簡単に言えば、人間の性格を5つの軸のプラスマイナスで評価する方法です。
世界中で使われている「性格を評価する言葉」を分類していくとこの五種類になるぞ、ってことで世間で行われている性格評価をほぼすべて含めることができる考え方なんですね。
なにはともあれ、アンバーの性格評価を見てみると感覚がつかみやすいと思うので見ていきましょう!
神経症傾向は低め。基本的にメンタルが強いですね。アンバーが落ち込んでるところってそんなに想像つかないですよね。ジンさんに怒られることにビビってたりしますが、めちゃくちゃ落ち込んだりするって感じではなく、「怒られたら大変なんだよ〜」みたいなライトな雰囲気。アンバーはメンタルが安定しているタイプですね。
外向性は高め。これは納得ですよね。見ず知らずの旅人に元気に話しかけたり、モンドの町中でも積極的に他人と関わってます。過去編でもどう見たって怪しいコレイにだって声かけてますし、さらに言動が基本的に前向きです。納得の高得点。
誠実性も高め。コツコツ頑張ることができます。飛行免許の試験はめんどくさいと言いつつ、15回くらいちゃんと免許を再取得しているし、風の翼を10着以上使い潰してしまうくらいには飛行に真剣に向き合っています。誠実性は低いと衝動的な行動が増えるんですが、そういった言動も見られないので基本的に高めで間違いないでしょう。
調和性は最高点。まあ、これは納得ですよね。アンバーといえば調和性の化身みたいな性格をしています。とにかく人懐っこくて親切。冷淡な部分なんて見当たりません。公式漫画の原神セレペンツではほとんど主役と言っていい立ち回りをしていますが、ほとんどがアンバーの高い調和性が行動の根底にあるような状態ですね。
開放性はやや高め。比較的冒険しがちな性格で、保守的ではありませんね。過去には騎士団的には疑わしい存在であるコレイをかくまったりしています。新しい人脈を作ることが得意な面は、外向性にプラスして開放性が少し高めであることにも起因していそうです。常に他人に好奇心や興味を持って接することができる性格なんでしょうね。
好かれる性格・ロールモデル型
というわけで、アンバーの性格がだいたいわかりましたね!
ちょっとここで、アンバーからイメージを離して考えてみましょう。架空の女の子でいいので、アンバーと同じ性格を想像してみるんです。
明るくて、常にポジティブ。他人とも積極的に関わり、そしてとっても親切です。人を思いやる温かさに溢れていて、そのためにコツコツと努力することも厭いません。そして強い心を持っています。
・・・はい、とってもいい子じゃないでしょうか?
そうなんです。実は「ザ・いい子」な性格ってあるんですよ。
それが、神経症傾向が低めで、あとのすべてが高め、という「ロールモデル型」です。
実はビッグファイブにはある程度傾向があることがわかっているんですね。
例えば「よくある性格」みたいなものってあるじゃないですか。老人は頑固だ、とか、若者は衝動的だ、みたいな。国民性なんかもそうですね。欧米人に比べて日本人は内向的、みたいな感じです。
過去の膨大な量の科学研究で使われた性格検査などのデータを使って、統計を取ってみた結果、ほとんどの人が4つの人格特性のどれかに該当するぞ、ってことを割り出してくれた研究があるんですね。
4つの人格特性
性格特性は次の4つ。アベレージ、リザーブド、セルフセンタード、そしてロールモデルです。
それぞれ説明しますね。
- アベレージ(平均)は神経症傾向と外向性が高めで、開放性が低めなタイプ。一番多くの人が当てはまる傾向なのでアベレージといわれています。ちなみに女性の方が当てはまりやすいらしい。
- リザーブド(内向的)は開放性、神経症傾向、外向性が低めで、協調性と誠実性が高いタイプ。自己主張はそんなにしないけどコツコツと目標に向かって頑張れる感じ。
- セルフセンタード(自己中心的)は外向性が高いが、協調性、誠実性、開放性が低いタイプ。40歳くらいから段々とこのタイプには当てはまりにくくなるらしい。
- ロールモデル(規範的)は神経症傾向が低くてそれ以外が全部高い。頼りがいがあって、新しいことに進んで挑戦していけるタイプ。
キャラ付けで覚えるとめっちゃわかりやすいので、原神で例えていきましょう。
アベレージは女性モブが該当することが多いですね。特にフォンテーヌに多いイメージです。裁判中に「そんなことがあったなんて!」とか叫んだりするキャラですね。
神経症傾向が高めなのでヒステリックな面があり、ちょっとした審判の流れでメンタルが浮き沈みします。しかしながら審判に出てくるくらいには外交的。だけど保守的な考えが強いので「そんな考えは世間が許しませんよ!」みたいなスタンスで考えるタイプです。
まあ、現実でも多そうなイメージありますよね。
リザーブドは九条裟羅ですね。保守的でルールを守ることに安心感を覚える性格で、メンタルは安定してます。他人とワイワイ関係を盛り上げることはあまりせず、淡々と自分と向き合いながら日々の業務をこなすタイプ。ゲームやアニメのキャラだと「キャラが立ちにくい」ためあまりいない属性ですが、現実社会なら会社員として適正の高い性格ですね。
セルフセンタードはいわゆる自己中です。セルフがセンターなので自己中ですね。英語でもそのまんまなんです。正直好かれる性格ではないため、プレイアブルにはいませんね。強いて言えば宝盗団や雑魚ファデュイなどのいわゆる「やられ役のモブ」が近いと思います。
他人と関わる性質は高いくせに、それは優しさからくるものではなく、約束を守るのも苦手。新しい知識を自分から勉強しようとしたりしないけど、衝動的に行動してしまうことがある。
特徴を並べるだけですでに小物っぽい感じがすごいですよね。一言でいえば、口ばっかりの目立ちたがり屋だけど実力が全くないタイプです。
わかりやすい雑魚感のある性格なので、創作物においては「やられモブ適性」が高い属性といえましょう。
同じ自己中でもドットーレみたいなカリスマ的自己中とは全く違いますよね。彼は誠実性と開放性が高いので、努力と挑戦のできる悪なのです。そのあたりがザコとカリスマを分けるポイントなんでしょうね。
ロールモデルはアンバーや宵宮などのいわゆる「いい性格」です。
他人に親切で、積極的に関わり、そして前向き。新しいことにも積極的に挑戦し、コツコツ努力を積み重ねることもでき、さらに、それを支えるメンタルも強い。
まあ、いい人ですよね。間違いなく。
キャラ造形としても人気が出やすい性格のため、ロールモデルに該当するキャラは非常に多いです。
男性だと、いわゆる「古き良きジャンプ主人公」がこのタイプですね。孫悟空とか、ルフィとか虎杖悠仁とかが典型例。原神だとベネットみたいな感じ。ちなみに、あんまり喋らないからわかりにくいですが、旅人もロールモデル型です。
女性だと「正統派ヒロイン」はほぼこの性格です。
原神だと、アンバー・宵宮・ニィロウ・バーバラあたりが該当しますね。もちろん、それぞれの細かい性格の違いがあるので彼女たちの性格はちゃんと違う造形になっているんですが、大枠でくくるとロールモデル型なのです。
他人に親切で、ポジティブで話し好き、新しいことにも興味を示し、コツコツ頑張れる努力家で、急にヒステリー起こしたりしない。
──ほら、いわゆる好かれるヒロインキャラの性格でしょ。
ロールモデルと脱ロールモデル
たしかにロールモデル型は好かれる性格なんですが、そういう性格が好きじゃない人も居ますよね。
例えば「いい子ちゃんすぎて好きになれない」なんて感想を持つ人もいるでしょう。
そういう需要が増えてきたので、最近は主人公とヒロインがロールモデルじゃない作品が増えてきているのです。
変えやすい部分が調和性と外向性で、例えばちょっと陰キャな感じの主人公やヒロインが最近はいたりしますよね。エヴァとか、ぼっちざろっくとか、まどまぎとかがいい例です。
特に女子キャラはちょっと毒っけが合ったほうが好きって人も多いので、夜蘭とか八重様みたいな調和性や外向性が低めの感じにしたり、フィッシュルみたいに神経症傾向がちょっと高めで病みやすそうな雰囲気にするほうが共感できたりする場合があります。
コレイみたいな内向的な子が頑張ってちょっと外向的に振る舞ってみる、みたいな話の方が感動したりすることもありますよね。「性格面の成長ストーリー」みたいな視点で漫画やアニメを分解しても楽しめるので、興味があったらぜひご自身でも試してみてください。
アンバーのダークトライアド
アンバーのダークトライアドも見ておきましょう。まあ、見る前からわかってましたが、めちゃくちゃ低いですね。すっごくいい子です。
まず サイコパシー。モンドの周りにいる人々をはじめ、容疑者であったコレイに対してもしっかりと共感をしています。こういった点を鑑みると、サイコパス性が低く、共感性が非常に高いことがわかりますね。
次にマキャベリアニズム。これも全くイメージがないですね。目的の為なら手段を選ばないというより、目的がそもそも親切のためなので超低得点です。
そしてナルシシズム。コレも低いですね。もちろんある程度自分を愛する気持ちはあると思うんですが、過度な自分大好きではありません。むしろ自己犠牲の精神が強めなので低いのも納得です。
やっぱり総じてアンバーは「いい性格」に設計されたキャラだとわかりますね。
最初に出会うテイワットの人にふさわしい、親切な女の子、なんでしょうね。
まとめ
というわけで、好かれる性格ロールモデル型と、他の3つの性格を紹介しました。
今回の4つのタイプを覚えておくだけでも大まかに性格分類ができるようになるので、ぜひ覚えておきましょう。
ちなみに、最後に余談を一つ。この前、逆ロールモデル型っているかなー、なんて考えてみたんですよ。つまり、全部のパラメーターがロールモデル型と逆になっている「すっごい嫌われやすそうな性格」ってのを考えたんですね。
調和性が低くて他人に不親切。外向性が低くてネガティブで引きこもりがち。開放性が低くて新しいことを嫌い、誠実性が低くて衝動的に行動してしまう。そして神経症傾向が高くて、ちょっとしたことでメンタルが崩れてヒステリーを起こす。
そんなキャラいるのかよ──と思ったらいました。鬼滅の刃の鬼舞辻無惨です。
他人に不親切で、ネガティブで、引きこもり。変化を嫌い、部下のミスでキレ散らかして衝動的に暴れる。完璧です。
あれ?たしか原神にも同じ声の人が居たような気がしますが・・・
まあいいか!とりあえず今回の知識も参考まで!
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