こんにちは。こばとーんです。ヤバイ性格の三要素ということで、当チャンネルではダークトライアドと言うものをよく紹介しています。
目的のためには手段を選ばない「マキャベリスト」。他人に共感せず、気持ちを全くおもんばからない「サイコパス」。そして自分が大好きな「ナルシスト」です。
この3つの性格は、単体では良い側面もあります。例えば、優れた経営者であれば、サイコパスの気質が多少なりとも必要です。会社の利益を考えて、部下を切り捨てる行為は必要になりますので、部下が「かわいそうだなぁ」と共感していたら 冷静な経営判断ができませんからね。
このように、役に立つ特性である場合もあるんですが、とにかくダークトライアドは3つ揃うとやばい人格になりやすいことで有名です。そのため、危険な性格の三要素って意味でダークトライアドと呼ばれているわけですね。
そんな中でも特徴を聞いたときに、ちょっと納得しづらいものがありますよね。それが”ナルシスト”だと思います。
自分のことが好きで、何か問題があるのでしょうか?
誰しもが説明を聞いていて、1度頭をかすめた疑問でしょう。今回は、このナルシストの良い面と悪い面をそれぞれ説明していきます。
説明には、当チャンネルの準レギュラーと言っても過言ではないドットーレさんに出ていただきます。あと、先日の解説で登場したドゥジェー君にも出てもらいましょう。お二人とも、筋金入りのやばいナルシストなので良い見本になってくれるはずです。
なので、ネタバレ注意。
本動画ではドットーレの活躍する魔神任務第三章五幕「虚空の鼓動、熾盛の劫火」 のネタバレを含みます。
そしてドゥジェーくんの登場するリオセスリの伝説任務「獄守犬の章第一章・怨嗟の地にて新生を」のネタバレも含みます。
まだ進めていない人は終わってから見ることを推奨します。
では、早速行ってみましょう。
今回お届けする内容はこちら
そもそも”自分が好き”は良いこと
自分自身を愛する気持ちは大切なものです。自分を嫌いながら生きていくのは辛いものですし、ある程度自信を持って生きていくためにも、自分への愛は必要不可欠と言って良いでしょう。
なので、自分を好きでいる事は悪いことではありません。これは大切なポイントなので、ぜひ覚えておいてください。
例えば、崩壊スターレイルに登場する三月なのかを想像してみましょう。彼女は自分のことを美少女と言っていますし、「さすがウチ!」とよく自分を褒めています。間違いなく自分大好きと言って良いでしょう。
言ってみれば、彼女もナルシストなのですが、果たしてドットーレやドゥジェーのように迷惑な存在でしょうか?多分違いますよね。おそらくほとんどの人からすると、好感度の高いキャラクターなのではないかと思います。
つまり、どういうことかと言うと、ナルシストには良いナルシストと悪いナルシストがいるんです。
自己肯定感と自己受容
良いナルシストと悪いナルシストを説明する前に、世間的なナルシストのイメージについて整理しておきましょう。
あなたにとってナルシストとはどんなイメージでしょうか?
自分のビジュアルを気に入っていて、やたら自画自賛する。そして、見た目のお手入れを欠かさない。おそらく、そんなイメージですよね。
例えばホヨバ作品なら、三月なのかや、初期のキアナ・カスラナ、さらにミス・ヘルタなんかが該当します。
このタイプの「自分はイケてる」「自分最高」「自分大好き」という性質は、”自己肯定感”と言う概念が1番近いです。
言葉の通り、自分を肯定する方向の感情が働いているわけですね。
そして、もう一つ似た概念として、”自己受容”があります。こちらも書いて字の通り、自分自身を受け入れるメンタリティーを指しています。
こちらは、ネガティブな要素も含めて、自分自身であることを受け入れる意味合いです。
例えば、「今はできないことがあるけれど、それも含めて自分だよね。そんな自分でもいいじゃないか」と受け入れて、前を向いていく姿勢を指した言葉と言えるでしょう。
モンドのイベントで発生したスクロースとコレイの物語は、まさにこの自己授業のお話でしたね。彼女たちは内気でネガティブですが、その姿勢を受け入れ、自分の生き方を認めていけるようになっていく、そんな成長ストーリーでした。
私事なんですけど、このストーリー、めちゃくちゃ自分に刺さりまして、すごい泣いた覚えがあります(笑)
「自分のことを好きである」といっても、いろいろなスタンスがある事がわかりますよね。
良いナルシスト
今説明した自己受容のスタンスを持ったナルシストは[良いナルシスト]といえます。
あるがままの自分を受け入れ、自分にできない事は認めて、できるように努力していく。そして、そんな努力をしていく自分も愛せる。非常に良い状態ですよね。
このように、良いナルシストは、自分を高める傾向があります。
自分のことが好きだから、大切にするし、もっと好きになりたいから、自分を高める努力を怠らない。そういった性質があるのです。
悪いナルシスト
悪いナルシストを一言で表すと、「自己定義が固定されていない人」と言えるでしょう。
もう少しわかりやすく言い換えると、「都合よく自分の立場をコロコロ変える人」です。
具体的な例としてドットーレさんに登場してもらいましょう。なお、これから紹介するナヒーダとドットーレの会話について詳しい解説は、こちらの動画で行っているので、しっかりと見たい人は概要欄のリンクからご覧ください。
そちらの動画でも解説していますが、ドットーレは自分の定義をコロコロと入れ替えます。
「私はお前と交渉をしに来たのだ、当然ながら双方の関係を壊すような真似はしない」といいつつやっている事は脅迫です。
「私も一介の学者だ。もちろん、知恵の神にはできるだけの尊敬と体裁を持って接したい」と言いつつナヒーダをめちゃくちゃ馬鹿にしています。
そして、極めつけは、自分の価値=自分の断片の価値=神の心の価値、と自分を持ち上げ、まくる発言をした後、すぐに「不要な自我」と断片の価値が自分よりも低い発言をしています。
つまり、発言ごとに都合よく自分の立ち位置を変更してマウントを取り続けるような言動をしているんです。
自分の価値が固定されているわけではなく、相手の発言や周りの環境に合わせて都合よく自分のポジションを入れ替える考え方をしているわけですね。
先日解説したドゥジェーくんも同じです。彼について詳しくはこちらの動画を見てみてくださいね。
彼は終盤でこんな発言をしています。
はい、言っていることがめちゃくちゃですよね。「ここにいる奴は、全員悪事に手を染めた、卑劣な、クズ中のクズ」とか「罪人なんて全員くたばっちまえ」と言っていますが、そもそも彼自身罪人なので、メロピデ要塞にいるわけです。
「どの口が言ってるんだよ」ってなりますよね。
これも、「自分が罪人である」という点を無視して都合よく視点を入れ替えている発言なんです。
つまり、簡単に言うと、やばいナルシストの特徴と言うのは『どの口が言うとんねん』って発言をするタイプと言えるでしょう。
やばいナルシストは嘘ついているわけではない
非常に厄介なことに、彼らは嘘をついているわけではありません。
『いやいや、モロに嘘じゃん!』と思うかもしれませんが、それはあくまで僕たちの目線。
彼ら本人の目線からすれば嘘ではないんです。
そう、彼らはガチで自分の発言が本当だと思い込んでいます。だから嘘じゃないんですよ。
「私はお前と交渉をしに来たのだ、当然ながら双方の関係を壊すような真似はしない」と言っているときは、本当に自分はそういう存在であると自負していますし、
「私も一介の学者だ。もちろん、知恵の神にはできるだけの尊敬と体裁を持って接したい」と発言しているときには、自分自身は礼節をわきまえた崇高な学者であると本当に信じています。
「罪人なんて全員くたばっちまえ」と言っているときは、自分が罪人であることは完全に頭にありません。
つまり、あるがままの自分を認めて受け入れる自己受容とは真逆の状態が[やばいナルシスト]なんです。
なお、本当に信じきっているわけではなく、嘘をついている自覚があるような場合、徐々にメンタルにダメージが溜まってしまい、ストレスで潰れてしまう場合があります。
まあ、彼らはピンピンしているので、嘘をついている自覚は一切なさそうですね。さすがガチのダークトライアド!超一流です!
まとめ、自己受容を大切にしよう
というわけで、いかがだったでしょうか。良いナルシストと悪いナルシストの違いが理解していただけたのではないかと思います。
言ってみれば、見えっ張りの究極みたいな状態が悪いナルシストと言えるでしょうね。
快適に暮らしていくためにも、自分のことを好きでいる事はとても大切です。ですが、方向性は間違えずに行きたいですね。
あるがままの自分を受け入れて、好きになる。自己受容の精神を大切にしていけたらいいんじゃないでしょうか?
それでは、今回の情報もあなたの人生を楽しくするための一助として、参考まで。
コメントを残す