あれも使いそう、こんなのあったら便利……そんなことを考えているうちにキッチンツール増えていませんか?
これから一人暮らしする人も、道具が多くなって困っている人も必見の一品、紹介します。
皆さんこんにちはKOBATONEの小林嘉明です。
今日はキッチンツール。
小林の使っている中でも使用頻度が最も高い一品を紹介します。
柳宗理ステンレストング(穴あき)
この商品は写真の通り穴の開いてるものと穴のないものとあります。
僕が使っているのは穴の空いてる方。
まず、ざっくり言うと
この商品のいいところは
・美しい
・使っていて楽しい
・適度な硬さ
・かみ合わせがよい
・耐久性の高さ
・洗いやすい
・鍋との相性がいい
・熱くならない
しいて言えば弱点は
・揚げ物には向かない
・素材の掴み方が下手だとまぶしたものがこそげる
あたりですね。
では、細かく紹介していきましょう。
今回お届けする内容はこちら
スペック
素材は18-8ステンレス
重量は80g
長さが22cm
幅が4.7cm
インダストリアルデザイナーの柳宗理氏の出しているキッチンツールシリーズの一つです。
ステンレストングの長所
このシリーズ全てにあてはまりますが、とにかく「美しい」。
ヘアライン加工(艶がなくて、方向の揃った目の線が入っている表面の磨き方)で仕上げられています。
キッチンに置いてあるだけでなんだか料理がしたくなる、そんなツールです。
また、使用感についても使用者のことをかなり考えたツールになっており、非常に使っていて楽しいです。
1枚板を曲げただけ、というシンプルな構造もありものすごく楽に洗えるのも大きいポイントです。
よくあるバネ式でガチャガチャ音のするトング(焼肉屋さんとかにあるやつ)は関節部分や金属の折り曲げられた部分の隙間に汚れが溜まったりしてしまいます。
そして隙間なので洗いにくい。
その弱点を完全に克服していると言えます。
また、ゴム製の持ち手などもないので、こびりつきなどの汚れがついてしまった時は遠慮なく煮洗いや漬け置き洗いできます。
これは結構大きいです。
洗いにくいものは無意識のうちに使うのをためらってしまい、自然と使わなくなっていくものです。
また、料理には失敗がつきものです。こびりついてしまうことだってあります。ヘタしたら持ち手を焼いてしまったりすることだってあります。
そんなことを気にせず気軽に使える、それは大きいメリットではないでしょうか。
でも、ゴムの持ち手が付いているものに比べて持ちにくいのでは?と思う方もいると思います。
僕が使っている限り、そんな感じはしません。
ちなみに使用歴は3年です。ほぼ毎日つかっています。
(写真は実際に僕がつかっているもの)
適度に丸みを帯びたデザインになっていて、それがとても握りやすいです。
僕は男性ですが手は小さい方ですので、女性でもそこまで変わらないと思います。
関節の硬さも適度に調整されていて、
先述のバネ式トングと同じくらいの力で扱えます。
長さも絶妙で、非常に取り回しがし易いです。
「手の延長」として使えるイメージですね。
通常のトングと比べると長さがやや短いですが、ステンレスの性質上、熱が伝わるのが遅いために使用していて熱く感じることはほとんどありません。
もちろん、鍋にずっと乗せたりしたら話は別ですよ!ちゃんと使わない時は熱くないところに置いてくださいね(笑)
最後に、鍋との相性です。
僕は基本的にフライパンと一緒に使うことが多いです。
一般的には炒め物などにはスパチュラやターナー・さいばし等を使うと思うのですが、
僕はほとんどこれ一本です。
かき混ぜる・つかむ・混ぜる、全て出来ますし、先端の形状がヘラのようになってますのでスパチュラと同じように動かすこともできます。
また、この先端の形状は鍋の形にフィットしやすく、端っこの食材も扱いにくいということがありません。
かみ合わせ場所も先端一箇所になっており、かみ合わせもいいです。
掴みたい、掴みたくないを思った通りにこなすことができるのも大きいですね。
これだけメリット書きましたが、さすがになんでもできるわけじゃありませんので、注意点もお知らせしますね。
柳宗理ステンレストング注意点
まず、短いので揚げ物や焼き揚げみたいな油が飛びやすいものには注意が必要です。
用心してても躱せないくらい近くなってしまいます。
僕はやけどしました(笑)
あとは穴あきタイプ限定なんですが、
大きい肉とか焼くときに表面にまぶした調味料とかがこそげてしまう場合があります。
ちゃんと掴んでいれば大丈夫なんですが、力抜けたりして食材がトング内でちょっと滑ったりすると、穴に調味料が引っかかって剥がれます。といっても火にかけたら気にならない程度の小さな剥がれなので、完璧主義な人だと気になるかも、程度の内容です。
ちなみに穴あきとそうでないものの違いは、穴あきは煮物の具材などをすくうときに水分を切ることができるのと、葉物を炒めた時などにトング内での食材の張り付きが少ないことです。
逆に、ちょっとすくいたいソースがあったりする場合には使用できないので、穴なしを選べばいいでしょう。
僕はそういう場合にはスプーンやおたまで良いと思っているので穴あきを選びました。
すごーく雑談ですが、穴あきはカレールー溶かすときにすごく便利です。
ルーを掴んだ状態でスープの中で左右に振れば、溶けた分は穴から出てくれるのでかたまりを作らずに綺麗にルーを溶けます。
番外編的な使い方ですね。
まとめ
そんなわけで、美しくて、使っていて楽しい。
シンプルなデザインによって適度な硬さ、よいかみ合わせ、鍋との相性もよく、高い耐久性を持ち、なおかつ洗いやすい。
素材のおかげで熱くならない。
持ちやすい反面、揚げ物などの油の飛び散りに注意。
どうでしょう?
かなり便利じゃないですか?
もちろん、これ以外にも僕は使用していますが、これで代用できる範囲が凄く広いです。
これ以外のツールも引き続き紹介していきたいと思います!
僕個人の使用感ですが書かせていただきました。
万人に当てはまるものではありませんが、
みなさんがキッチンツールを選ぶ時の参考になれば幸いです。
小林嘉明
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