時間がほしい。
人類共通の悩み。 みんな悩んでいるからこそ、世間には『時間術』や『タイムマネジメント』の手法が溢れていますよね。いろんな手法を試してみたいところなんですが、その前にやるべきことがあります。『自分の行動把握』です。
タイムマネジメントのテクニックを使ってみてどれぐらいの効果があったのか測定するためにも、『実際の時間の使い方』がわからなければいけません。
そこで今回は、 自分の行動を把握するために便利なツールを紹介します。あなたのタイムマネジメントに役立ててください。
今回お届けする内容はこちら
タイムマネジメントの基本
タイムマネジメントの基本は『やっていることを減らす』です。
時間術を勉強すると、新しいことを次から次えと始めたくなってしまいます。しかし僕たちの持ち時間は有限。誰しもが1日24時間という限界を持っています。なので、まずは行動を削減する必要があるってわけですね。
やることが減れば、すきま時間が生まれ、そこでやりたいことが可能になります。
では、減らす行動の基準とは何でしょう? 答えは『価値観』。大切なもの、尊いもの、いらないもの、避けたいもの、それらの判断基準を合わせたものが価値観です。この価値観をあぶり出すためのテクニックを前回の記事で紹介しています。よかったら参考にしてみてください。下記
人間は自分の行動がわかっていない
びっくりするくらい、人間は自分の行動を理解していません。試しに思い出してみてください。
昨日の今と同じ時間、何をしていましたか? 先週はどうでしょう? 三日前は?
結構あやふやじゃないでしょうか。まあ、数日前のことなんて覚えていない人が多いと思います。では今度は、もっと最近のことを確認してみましょう。
今、あなたはブログを読んでいますが、いつからそのデバイスを触っていますか? その前はなにをしていましたか?
質問ばかりしてしまいましたね。おそらく、あなたははっきりと答えることができなかったんじゃないでしょうか? 仮にそうだとしても、安心してください。ほとんどの人が同じです。直近の事ですら人は把握できていないのです。
なので、まずは行動を把握するところから始めるべき。
タスクシュートで自分の行動を把握する
そこでオススメの方法が『タスクシュート』と呼ばれる手法。
いわゆるタスク管理は「未来の予定」をリストアップして管理する方法ですよね。しかしこのタスクシュートは「過去の実績を記録する」タスク管理。なんだかユニークですよね。
やり方は簡単。
- 作業を始めるタイミングを記録
- 作業が終わったらまた記録
- 作業内容を書いておく
たったこれだけ!グーグルカレンダーなんかに色分けして記録しておくとわかりやすくていいですよ!
未来型タスク管理は『未遂』に終わることが多い
タスクシュートの特徴は、なんといっても過去の行動を記録することです。
でも、なんでこんなことをするのでしょう?
実は『未来のスケジュールを管理する』方法は誤差が大きいのです。この記事を読んでいるあなたは、きっと過去にもタスク管理を行ったことがあるでしょう。もしお持ちでしたら、そのタスクを開いてみてください。おそらく『やろうと思っていたけど未完』な項目がたくさん並んでいるのではないですか? 安心してください、僕も同じです。
つまり、スケジュールやタスクを管理する際、未来の予定を管理していると『正確な記録にはなっていない』といえます。
これではスケジュール帳を振り返っただけで自分の行動を把握することが出来ません。僕たちがやりたいのは、『リアルな』行動把握です。だからこそ、タイムマネジメントを改善する際はタスクシュート型の方が良いのです。
タスクシュートおすすめアプリ『たすくま』
さあ、タスクシュートを始めましょう!
・・・と言いたいところですが、なかなかめんどくさいですよね(笑)
いちいち手書きでノートに書くのも効率的ではありません。そこで、便利なアプリを紹介します。
『たすくま』です。
https://apps.apple.com/jp/app/taskuma-taskchute-for-iphone/id896335635
iPhone用なので、アンドロイドなどは別途検索してみてください。エクセルなどで作ってる人もいます。その際は「タスクシュート」で検索がオススメ。
「たすくま」はタスクシュートに特化した作りになっていて、作業開始と作業終わりにボタンをタップするだけで記録が取れます。さらに、グーグルカレンダーとの連携も可能なので、自動的にビジュアル化も可能!
どんな感じになるのか、以前ツイートしてるので下記ツイートを見てみてください。
すっごいカラフルでしょ?
オススメは仕事や遊びで色分けしておくこと。そうすると一週間の表示にした際、比率やサイクルがわかりやすくなります。ぜひ活用してみてください。
入力を忘れそうな人には『LIFECYCLE』
たすくまは便利なので利用していただきたいところなんですが、弱点もあります。
結局『入力を忘れたら意味無し』ってところ。
いくらスマホからワンタップで入れられるとは言え、それ自体を忘れてしまう事はよくあります。なので、行動するたびに入力する癖をつけることが求められるんです。
『じゃあ結局めんどくさいじゃん!もっといい方法ないの!?』
ご安心ください。しっかり用意してあります(笑)それが『LIFECYCLE』です。
https://apps.apple.com/jp/app/life-cycle-track-your-time/id1064955217
IPhoneユーザは上記リンクからダウンロード可能。もちろん無料。
ライフサイクルはスマートフォンのGPS情報をもとにあなたの行動分析するツール。人間の行動は場所によって決まっていることが多いので、これだけでもかなり多くの情報を得ることができます。
例えば、職場にいる時は間違いなく仕事をしているでしょうし、駅にいる時は移動中のはず。そういった行動を『場所基準で判断』して自動記録してくれるアプリです。
自動なのでほぼ何もしなくても勝手に情報が集まって行きます。
しかも見やすく円グラフにしてくれるので、自分が何をどれぐらいの比率でやっているのか一目で判断することが可能。すばらしいっすね。ちなみにどんな見た目になるのかは、下記のツイートを見てみて下さい。
僕が実際に使っている画面です。
すごく見やすいですよね。一応、初めて行った場所に関しては、最初だけ入力する必要があります。ですが、一度入力した場所は記憶してくれるので職場などのよく利用する場所は二度と入力の手間が発生しません。これは便利。
GPS系アプリの弱点
LIFECYCLEは非常に便利なアプリですが、弱点ももちろんあります。
場所=作業になってしまう
まず、場所を基準に行動判定するので、同じ場所で別の作業をしている場合、区別ができません。例えば僕のような在宅フリーランスだと、ゴロゴロしていても仕事をしていても同じ判定になっちゃうってこと。
ちょっとこれは不便ですね。僕がたすくまを導入した理由の一つです。
ながら作業が記録できない
次に、同時作業が記録できない点。
例えば『ながら作業』ってありますよね。僕の場合、散歩しながら本を読む、ステッパーを踏みながら仕事をする、みたいに『運動と頭脳労働を同時にこなす』ってパターンがよくあります。なかなかここまで同時作業する人はいないかもしれませんが、通勤しながら本を読む程度なら誰でもやるでしょう。
自分がどれぐらい読書しているか時間をしっかりと確認したい場合、通勤だけ記録されてる状態だと不便です。
ということで、場所によって作業がかぶってしまうケースや、同時並行で作業している場合には不便があります。しかし、何もしなくても自分の行動パターンを記録してくれる点は変えがたい便利さ。なので、上記の不便さが気にならない方はぜひ導入してみると良いでしょう。
たすくまとLYFECYCLEの併用もオススメ
たすくまと併用も可能です。実際僕はそうしています。
たすくまで入力を忘れてしまった場合など、後から情報に修正をかけることができます。その時に、自動的に記録をとってくれているLIFECYCLEがあると『答え合わせ』に便利なんです。
というわけで、自分の行動把握に役立つアプリの紹介でした。ぜひご利用ください。
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